教祖様から逃ゲ出シタイ。【鬼滅の刃】 【童磨】

episode.9 ページ10

……教祖様から離れられなくなって、数日。









起きたら教祖様が居なかった。









ただ、食べる人を探しにいっているだけ。







ただ、信者を集めに行っているだけ。









そう自身に思い込ませても、胸の当たりが苦しいのには変わりなくて。









気づけば、体が教祖様を探し始めていた。









………それが多分、四半刻前の事。









？？「………お前を捉えろと、御館様からの命だァ。本当なら頸斬りてぇが我慢してやるよ」









？？「不死川さん、勢い余って斬っちゃダメですからね？」









………チッ。柱に遭遇してしまった。しかも2人…更に片方は蟲柱だ。









私の攻撃の種類は確実に、暴かれてるはず。









なら……







「逃げてやる……っ！」








以前と比べて格段に強くなってるはず……教祖様に血を貰ったから…！









？？「おおっと、逃がしはしねェぜ？！」








付いてきてる…！









でも、私の方が勝ってる、速い…！









あぁ、教祖様に会いたい。適当に逃げて、こいつらを撒いて早く会いたい…！









？？「ふふ、不死川さんの方ばかりに気を取られていてはいけませんよ」









「なっ______」









刹那、右横腹に痛みが走った。

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