#7 ページ7
次の日。
昨日とは違って平和に登校することが出来た。
そして彼も珍しく１限目から寝ずに授業を聞いていた。
「ふふっ。」
「どうしたの？」
「今日は朝からちゃんと教室いてるなーって思ってさ。」
「リリーのこと？」
「うん！」
「たしかに…」
そう言った後ユズハは少し考えた顔をして
「あのさ。」
っと声を掛けてくる。
「ん？」
「Aってリリーのことどう思ってるの？」
「え！？」
急なことに私は驚く。
「どうって…」
「ただの幼なじみ？それとも…」
「…っ、ユズハはどう思ってるの？」
恋心を悟られないように逆にユズハに聞き返す。
「私はアイツのこと
最初はただの怖いヤンキーだって思ってた。
けど今は少し好きになってる自分がいる…」
「そっか…」
思わず下を向いてしまう。
「私はちゃんと答えたよ？
だから嘘は無しでちゃんと話して欲しい。」
真剣な目で
手を握ってそう言われると私はもう逃げられなくなった。
「気付いたの。
ただの幼なじみだと思ってたのに。
今ではちゃんと好きってこと…。」
そう言うとユズハは暗い顔一つせずに
「そっか、ありがとう。
正直に答えてくれて嬉しい。
もしAが付き合ったときは
全力で応援するね！」
そう言って笑ってくれた。
「私もそうする。」
「ふふ、良きライバルですなー。」
嘘で言ってるわけじゃなく
本心でそう言ってくれてる彼女を見ると
昨日嫉妬で悲しくなった自分が少し恥ずかしくなった。
「よし、じゃあ良きライバルだし
今後のプランを今日2人で話さない？」
「どういうことよ？」
笑って聞くと
「とりあえずアイツを落とすぞー！っていう話し合い？」
「あはは、わかった！」
そして2人で放課後に近くのファミレスで話すことになった。
──────────────────
放課後。
2人で帰りの準備をする。
「あれー？リリー帰らないの？」
いつもならさっさと準備して帰るのに
今日は珍しく席に座ったままだ。
「勉強わからないとこあるから先生に聞こうと思って…」
「え！？あのリリーが！？勉強？？」
「うっせーな。」
何故かわからないけど
少しずつ変わり始めようとしてる彼。
「そっか、頑張ってね。あ、昨日のノート写せた？」
「ごめん。もう少し借りてていい？」
「うん、いいよ！じゃあ先に帰るね！」
そう言ってユズハと一緒に教室を後にした。
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木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
