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誰かがサッカーボールを蹴っている。
よく見ると知ってる人影で私は迷わず声をかけた。
「将企…？」
すると彼は罰が悪そうな顔してボールを拾い上げる。
「今帰ってきたん？」
「うん、将企は何してるの？」
「家誰もいないから外で体動かしてた。」
彼が小学生の時はずっとサッカーをしていた。
きっと今でもサッカーが好きなはず。
ただ中学の時のコーチが酷い人でそこからサッカーを辞めてどんどん彼が不良になり始めた。
だけどサッカーボールをまだ持ってた事に
彼は触れて欲しくなさそうなので
私は話題を変えた。
「将企のお母さん仕事なんだね。
もうご飯食べたの？」
「いや、まだ。
でも別にお腹は空いてないし…」
そういった直後、体は正直なようでお腹の音が聞こえてくる。
「ふふ、良かったらウチくる？
うちの家族も将企に会いたがってたしさ」
幼稚園からの幼なじみで親同士も仲が良かった為
昔は家を行ったり来たりして遊んでいた。
だから彼が今家に来ても
ウチの両親はウェルカム状態だ。
「いや、いい。迷惑かけたくないし。」
「じゃあ分かった。
私からのお願い。
暗くなって怖いし家まで送ってくれない？」
「いや、ここから近いやん。」
「ノートも毎回貸してあげてるのに
私のお願い聞いてくれないのー？
あーあ、寂しいなー」
わざと大きな声で言う。
「あーもう！わかったよ！」
そう言って私についてきてくれた。
「えへへ、ありがとう。」
暗くて彼の顔は見えないけど
久しぶりに彼の横を歩くのは凄く幸せだった。
家に着いてそのまま帰ろうとする彼を止める。
「待ってよ、どこ行くの？」
「送ったしもう用ないやろ。」
「だめ、私が用あるの！」
玄関の前で彼と揉めていると母親が扉を開けてきた。
「何してるん？中でも声聞こえてるよ？
さっさと入り！」
「ほらー将企のせいで怒られた！」
「なんで俺のせい…」
そう言いながらお邪魔しますっと言って入ってきてくれた。
「なんか久しぶりやね。元気にしとった？」
「はい…」
「しばらく見てない間に男前になったねー！」
彼を見ながらはしゃぐ母。
「お、久しぶりやね！」
父もテレビをわざわざ消して話しかけてくる。
「どうも…」
「まあ、座って座って！ご飯できとるよ。」
手際よく彼の分と私の分をお母さんは出してくれた。
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木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
