#5 ページ33
「そろそろ6時か…」
ご飯の準備して帰ってくる彼を待つ。
朝なんであんなこと言ったんだろ…。
「謝らなあかんよな。
流石に盛山さんと比べるような発言……
ひどいことしてもうた…。」
知らないアドレスから女の子との写真が送られてきて
勝手にテンパって
思ってもないことを言って彼を傷つけた。
「あんな否定してるのに
ちゃんと話聞いてあげればよかった……」
いつも浮気した時でも
彼は確かにそこで嘘はつかなかった。
浮気したら浮気したってすぐに認めてたし……
料理を作り終えたあとスマホを見る
さすがに喧嘩したせいで
彼に連絡を送ることが出来なかった。
でも帰ってきたら話し合おうとは決めていた。
仲直りするために彼の好きな料理作った。
時計を見ると料理を作り終えてから
1時間ぐらい経ってた。
テレビを見ながら時間を潰す。
すると、朝に送られてきたアドレスから
メッセージが届いた。
【今あなたの彼と一緒にいるよ。
だからもうそこには帰って来ないから】
心臓が早くなって
頭の中が真っ白になる
今度は写真もないただの文章だけのメール。
それなのに頭の中がもうパンクしそうで
今朝見た写真の女と彼が2人で今一緒にいるんだと
私はもうそれだけで気分が悪くなって
トイレで吐いてしまった。
もう少し…もう少し待とう……
遅くても10時頃には帰ってくるはず…。
大丈夫…
帰ってくる。
彼に電話をかけようと思ったけど
もしこれが本当だったらと思うと
私は電話をかけることが出来なかった。
─────────────────────
11時半頃
私はぼんやりとテレビを見つめる。
女からのメッセージが怖くてスマホの電源を落とした。
「帰ってこんやん……」
時計を見る。
そして部屋を見る。
彼との想い出がいっぱいで涙は出ないがそれを通り越して
私は無の感情になってる。
あーもう帰ってこないんだ。
ならこんな部屋にいても仕方ないよ。
私はゆっくり起き上がる。
荷物も何も持つことさえめんどくさい。
ただもう遠くへ行きたい。
さすがに裸足はだめだよね
靴下も履かずに靴をはく。
財布はもっていこうか。
フラフラした足取りで行くあてもなく私は
マンションの階段からゆっくりおりて
夜の街を歩き出した。
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木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
