Mitorizu．r#1【長編】(リクエスト作品) ページ29
「なあ？この写真の女の子は誰なん？」
彼が大阪に上京した頃に出会い
まだ名が売れてない時から
ずっと私は彼を支えてきた。
昔はよく彼が浮気ばかりして
その都度、喧嘩して別れ
それでもまだ彼が好きで
よりを戻し
それの繰り返し…
それでも最近はようやく落ち着いてきて
私だけを見てくれている
そう思ってたのに……
「誤解やって。」
「嘘や！じゃあなんでこんな写真送られてきたん！？」
私は知らない人から届いた写真を彼に見せる。
その写真は女性が彼に抱きついてる写真で
彼自身も満更では無い様子だ。
「誰から送られてきたん？」
びっくりした様子でスマホの画面を見る。
「誰でもええねん。話逸らさんといて！」
「これ俺がこの間、アイドルの子と
劇場で流すために撮ったCMのワンシーンやで…？」
「じゃあなんで周りに誰もいないの？」
その写真には2人しか写ってないし
盗撮された写真に見える。
「加工やろ…ホンマに俺は浮気してないって！」
そう言われても信じれない私は
言ってはいけない言葉を彼に言ってしまった。
「呆れた…これで何度目よ…。
こんな事なら、盛山さんと付き合っとけばよかった。」
本当は盛山さんにはなんの感情もない。
でも私はあまりにもムカついて
そんな心にも無い言葉を彼にぶつけてしまった。
「なにそれ。流石にそれはありえんわ。
じゃあ別れてモリシと付き合えば？」
「別に、盛山さんと付き合いたいなんて言うてへんやん！
将企が浮気ばっかするから…」
「俺はもう昔みたいに遊んでないし
Aのこと好きやから最近はAの事しか見てなかったよ？
それ知ってくれてると思ってたわ。
全然俺の事信用してくれてへんねんな。」
「信用も何も…」
「ごめん。もう仕事行くわ。帰ったら話し合お。」
目も合わせずその場にあったカバンと腕時計を手に取り
そのまま部屋を出ていった。
「仕事って……まだ時間あるやん…！」
彼の言葉と送られてきた画像を見つめる
「ホンマにこの写真が嘘なん…？
それとも将企の言葉が嘘なん…？
どっちか分からんよ…。」
スマホを握りしめて私は静かに涙を落とした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
