M.END ページ14
3公演目も無事に終わった私は
自分の楽屋に盛山さんをメッセージで呼び出した。
小さくノックが聞こえる。
「入ってもええの…？」
そう言って隙間から覗いてくる。
「どうぞ？」
相方には先に帰ってもらってたので誰もいない。
「えっと…」
何から話していいかわからず口ごもってしまう。
「なあ、俺もしかして今から振られる？」
「えっ？」
「ちょっと待って…俺ちゃんと自分の気持ち話してへんし
せめて言わせてや。」
「え、いや…」
「俺本気で、Aの事好きやねん。
誰よりも好きやねん。
だから俺と付き合って欲しいと思ってる…。」
まだ何も言ってないのに盛山さんから再度告白される。
「あの…」
「あー！もう聞きたくない！帰る！」
私の言葉も聞こうとせず逃げるように扉の前に向かうから
私は迷わず後ろから抱きついていた。
「ちゃうって！私の言葉も聞いてよ！」
「え…！？なに…？」
私から抱きつかれると思ってなかったのだろう
驚いて大人しくなったところで私は盛山さんを
クルッと回して正面に向かせた。
「私も、盛山さんが好きです。」
力強く目を見て言う。
「うそやん…？」
「嘘ついてどうするんよ…」
笑いながら答える。
「ほんまに？」
「ほんまやて…」
「いやいや、俺とリリーやで？」
「私はリリーさんじゃなくて
盛山さんが好きやの。
なんか文句ある？」
「…その意見もう変えられへんで…？」
そう言って盛山さんは私を優しく抱き寄せてきた。
「変えるつもりないし…
だって私が好きなの盛山さんやもん…」
「なあ…嫌ならええねんけどさ…」
「ん…？」
「キスしていい…？」
ブッ、と吹き出してしまう。
私は目を閉じて彼の方に背伸びをする。
触れるか触れないかすごく優しいキスをされた。
「そんな、私壊れたりせんよ…？」
「大事にしたいやん。俺の彼女やし…。」
私は笑ってもう一度、「好き」っと伝えた。
私は彼を選んだこと後悔はしていない。
だってこんなにも愛されてるんだから。
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木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
