R.END ページ13
3公演目も無事に終わった私は
楽屋で待っててもらえるようにメッセージを送った。
「ごめんなさい。無理言って待っててもらって…」
「今日は接近禁止命令出されてたのに会ってよかったん？」
リリーさんは悪戯っぽく笑ってそう言った。
「ちゃんと話したいと思ったから…。」
大きく息を吸ってリリーさんを見る。
「その…なんていうか…
さっき、俺と付き合ってって言ったこと
本当なのかなって…？」
「俺は最初からずっと本気で言うてたつもりやけど？」
思わず恥ずかしくなって下を向いてしまう。
「あのね、私もリリーさんのこと…」
いざ言おうと思ったらセリフが出ない。
「…なあ？もしかしたらAも俺のこと好きってことで捉えていいの？」
柄にもなく恥ずかしくて言葉につまる。
そんな私を見かねてリリーさんは
「もしそうならAから俺の事抱きしめて？」
手を広げて待ってくれている。
私は何も言わずにその腕の中に飛び込んだ。
「なんやねん、素直じゃないなー…」
「今更緊張して言葉出てこんくなったんやもん…！」
「でもちゃんとAの口からも聞きたい…」
「好き…っ」
「何が？」
リリーさんが小さく囁いて聞いてくる。
「リリーさんのことが好きです…！」
顔が見えない分、ハッキリそう伝えることが出来た。
「よく言えました。こっち向いて？」
上を見上げると顎をクイッと持ち上げられてキスをされる。
「んっ…！？」
唇がゆっくり離れて
「今更、モリシのところには行かせへんで？」
そう不安げな顔して笑う。
「うん…もちろん。
だからリリーさんも私の事だけ見ててな…？」
そう伝えるとさっきよりも強い力で抱きしめられる。
好き。
気付いた時にはもう私は彼しか見えなくなってた。
私は彼を選んだことを後悔はしてない。
だってこんなにも愛おしいんだから。
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木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
