#3 ページ18
朝起きると既に彼はいなかった。
机には薬とレンジで温めて食べるおかゆが置いてあった。
わざわざ買ってきてくれたのだろう…
スマホを確認すると
【仕事終わったらすぐ帰るから
朝はおかゆ、昼は冷蔵庫にゼリーとか買って入れてるから
それ食べて薬飲んでゆっくりしててな？
家から出たらあかんで！お大事に】
っというメッセージが届いていた。
【今起きたよ！ありがとう。
さっき熱を計ったら平熱に戻ってたよー！
油断しないようにお薬飲んで待ってるね、
お仕事頑張って！】
返事を返して
私はおかゆを食べて薬を飲んでもう一度眠りについた。
──────────────────
「ただいまー…」
玄関が開く音と共に彼の声が聞こえてきた。
「おかえりなさい！」
笑顔でお出迎えする。
「起きてたん？熱は？」
おでこを触って確認される。
「もう大丈夫だよ？」
「よかった…」
そう言って荷物をドサッと置き抱き締められる。
「もー、大袈裟だよー…」
「心配やから終わってすぐ帰ってきたわ。
あとこれ…」
「ん？なにー？」
「やっぱこういう時、そばにおりたいから」
そう言って何かを渡される。
「これ…鍵…？」
「なあ、仕事場がここやと遠い言うてたやんか？
だからもう少ししたら引っ越そうおもて…」
「え？？」
「お互いの仕事場が中間のところ」
「物件探してたの？」
「ちゃんとお互いのこれからのこと考えて
やっぱ一緒に住みたいなって…」
「誠一くん…」
「本間は一緒に物件とか探したかったけど
なかなか時間あわへんし…
そこは勝手に決めてしもだけど…
あと、昨日このこと話そうと思っててんけど…」
「ううん、嬉しい。ありがとう…」
「病み上がりやから直ぐに見に行かれへんけど
万全な体調になったら見に行こな？」
「うん…ねえ？もう1回ぎゅってしていい？」
「そんなん、なんぼでもしたるわ、
おいで…？」
彼の腕の中。すごくあったかい。
昨日1人で布団で眠った時よりも
すごく心地がいい。
「一緒に住めるの楽しみだなあ…
もう通い妻って呼べなくなるね、」
「はは、ほんまやな。ずっと一緒におれるな。」
「うん…」
2人の熱はどんどんあがる。
大好きな彼と雪降る街で。
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木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
