9bangairetoro.K#1(リクエスト作品) ページ7
【※こちらの話は夢主が亡くなります。
苦手な方はご注意ください。】
─────────
10月8日。
「はいっ！これでOK！」
私は彼の髪をセットしたあと肩を叩いて終わったことを伝えた。
「おっ、ええ感じやん！」
「当たり前でしょ？風斗の髪質は私が1番よく知ってるんだから！」
私が笑って答えると彼は何も言わずに私の頭をわしゃわしゃと撫でて来る。
「もぉ、ちょっとー！」
「ははっ、今は仕事中やからこれで我慢しとくわ！」
「馬鹿なこと言ってないで早く仕事行きなさいっ！」
「はーい、行ってきます」
私達は付き合っている。
彼は芸人で私の仕事はヘアメイクだ。
彼とは5年前に知り合い
付き合ったのは3年前。
彼から私に告白をしてくれたことで付き合った。
最近の彼はテレビに出始めて
仕事でも会うようになった。
ほとんどの人が私たちが付き合ってることを知っている。
彼の芸人仲間や私の職場の仲間…
知っているからこそ
みんなが私達のこと
上手くいく様にと願ってくれているようだ。
＊＊＊
11月26日。
「もうすぐ12月だねー。」
今日は2人とも休みの日で彼は私の部屋に遊びに来ていた。
「そうやなー。もうすぐ今年も終わるなあ。」
彼は休みの日でも仕事があるようで
ノートパソコンで文章を考える作業をしていた。
私は邪魔にならないように部屋の隅で彼の仕事が終わるのを待つ。
それに気付いたのか彼は作業をする手を止めた。
「ごめん…休みやのに……」
「ううん。大丈夫だよ？
全部終わるの待てるから、」
私が笑顔で答えるも彼はノートパソコンを閉じて
私の横に座った。
「なあ、A？」
「ん？」
「いつも傍に居てくれてありがとう…。」
「どうしたの急に？」
私がそう言って笑うも彼は真剣な表情のままだ。
「これからもずっと一緒におってな…？」
「うふふ、なにそれプロポーズ？」
「んー…？ただホンマにそう思ってるだけやで？」
彼はそう言って私の手を掴み指を見つめている。
「Aの指は小さくて細いな…」
「手荒れしてるからあんま見ないでよー。」
「頑張ってる証拠やん。」
私が引っ込めようとするも彼は私の手を離さない。
「ありがとう。もうええよ。」
「なにそれ？」
「何もないっ！」
彼は笑ってまた仕事の作業に戻る。
何のための行動だったか私にはわからないけれど
彼が私と一緒にいたいと思ってくれることが
最高に幸せだった。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
