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彼はそう言って私の頬を両手で包み唇を奪ってくる。
「ごめん…好きだA。」
彼はしっかり私の目を見つめてそう伝えてくれた。
頬を包む手は何故か少し震えていて
女慣れしていると思ってた彼もまた好きな人の前では弱くなるんだと感じた。
「マリに謝らないと……たくさん酷いこと言っちゃった……。」
「俺のせいだし一緒に謝ろう。」
彼はそう言って私を更に強く抱きしめてくれた。
「うん……。」
「あのさ…もう少しこのまま抱きしめさせて…？」
私はまた小さく「うん」と返事を返した。
＊＊＊
あの日から数週経過した。
私達はあの日、正式に付き合うことになった。
マリは「アンタ達ほんと世話が焼けるわね！」と言ったが凄く嬉しそうに笑ってくれていた。
勿論、頭を下げて謝ったが
「別に気にしてないし、それよりも今度、Aを傷付けたらいくら先輩でも許さないから！」と
芝さんにだけ牙を向けていた。
マリが何故こんなに私を好きでいてくれるのかも
相方として選んでくれたのかもわからないままだが
彼と私の
そして彼はあの後から凄く私を大切にしてくれて
たまに2人きりじゃないのにそれを忘れて甘えてくる時もある…。
「今日の収録一緒ですけど
カメラ回ってること忘れないでくださいよ…？」
彼は私の楽屋へやってきて私を後ろから抱きしめ離さない。
「もー！恋人になった瞬間の芝さんどうなってるんっすか！？
ずっとAから、離れないじゃん！」
「いいじゃん、Aのこと好きで離れたくないんだから…！」
私は2人の会話を聞きながら笑った。
私の初恋はどうやら、実らせる事が出来たようだ。
これから先もずっと、幸せな日々を続けられるように…
心からそう願うのだった。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
