#3 ページ27
暫く話したあと
『じゃあまた明日。』
彼にそう言われて私は素直に
「うん、また明日！」
そう伝えて電話を切った。
少しでも声が聞けただけで今日はぐっすり眠れそうだと
明日の仕事に備えて私はベットの中に潜ったのだった。
＊＊＊
翌朝。
見慣れない部屋で目を覚ましてホテルのベットだと言うことを思い出した。
一生懸命仕事をし相方に容赦なくツッコミを入れる。
番組スタッフが笑ってくれるとなんだか嬉しい。
ロケの合間の休憩時間にメイクさんが来て私のメイクを直してくれる。
その時間を利用して私はスマホを手に取って彼と連絡を取る。
【今日の撮影は何時に終わりそう？】
「何時ぐらい…。20時ぐらいかな…？」
私は独り言を呟きながら返事を返す。
メイク直しが終わり撮影が再開するまでに彼からの返事はなかった。
そして無事にその日のロケも終わり
私は自分の泊まっているホテルへと戻る。
その時、相方に声を掛けられた。
「A、今日早く終わったけどホテルで待機しとくようにってマネージャーが言ってた。」
「そうなの？まあ、別にどこか行こうとか思ってなかったけど…
わかった！ありがとう。」
私は相方にお礼を言って言われた通りにホテルへと戻った。
「くるまくんは今仕事中かな？」
私は彼にメッセージを送る。
すると直ぐに私のスマホが鳴った。
「もしもし？あれ、くるまくんも仕事終わったの？」
『いや、まあ仕事なんだけど…。』
「仕事？」
『うん。仕事中。』
え、仕事中なのに電話かけて来てるの？
そう言おうとした瞬間言葉を遮られる。
『あのさ、A…。
話したいことがあるんだけど』
「え、何？」
『あと数十分待ってて。』
そう言われて通話が切れた。
「…気になるじゃん。」
スマホと、にらめっこしていると
また電話が掛かってくる。
数十分って言ってたのに…。
そう思って電話を取ると
相手は彼じゃなくマネージャーだった。
何故かホテルのロビーまで来るようにと伝えられる。
「なんだろ…？私なにかやらかした？」
怒られるの嫌だなー…そう思いながらロビーまで向かう。
「マネージャー、どうかしましたか？」
エレベーターから出るとすぐ近くに待機していて
私を見ると真っ直ぐ近付いてくる。
「ちょっと、先に外へ出ててくれる？
すぐにオギハラと向かうから」
仕事が出来る女マネージャーにそう言われて私は素直に従う。
きっと晩御飯でも食べに行くのだろう。そう思っていた。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
