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『もしもしー？芸人仲間と何人かで飲みに来てるんやけどAも来ぉへんか？』
あれから私達は更に仲良くなって
彼は私のことを名前で呼んでくれるようになっていた。
「あ、急いで行きます！」
すごく距離が近付いて嬉しい半面。
私は自分の心の変化に最近気付き始めていた…。
可愛い後輩。
それで十分なはずなのに
私はいつの間にこんなに欲張りになってしまったのだろうか…？
憧れの先輩の隣に立って一緒にテレビに出たいだけ
そうだったはずなのに
気付けば恋人としてその隣に立ちたいと思うようになっていた。
もちろん誰にも言ってない。
この事を知られてしまえば
きっともう彼の傍にいることさえも出来なくなると私は知っているから……。
「お疲れ様ですっ！」
メールで送られてきた居酒屋に着くと
先輩芸人さんや
私と余り変わらないぐらいの芸人さんが何人かいた。
「おぉ！待っとったでー！」
彼は笑顔で出迎えてくれて
自然に隣に座るように誘導してくれる。
「急に呼び出したけど大丈夫やった？」
「あ、はい…！仕事もちょうど終わってたのでっ。」
「良かった、もしかしたら彼氏とデートしてるかもって思ってたから…」
「彼氏？彼氏なんていませんよ？」
「え？彼氏おらんの？
さっきみんなで話しててん。
最近のA綺麗になったから彼氏でも出来たんちゃうかーって、なあ？」
目の前にいる彼の同期芸人さんに
彼が話を振ると
「そうそう、A絶対恋してるやろー？」と笑いながら返ってくる。
「いやいや…今は彼氏いませんよ？」
私は笑いながら誤魔化した。
「じゃあなに？恋はしてるの？」
私の隣で話を聞いていた芸人仲間が話に入ってくる。
「さあ？」
私はそれも誤魔化した。
隣にいる人が私の片思いの人です！
なんて言えるわけもない。
「その反応は絶対好きな人おるやん！」
目の前にいる先輩芸人さんが突っ込んでくるから
私はとにかく
「どうでしょうねー？」と、とにかく話をはぐらかす事しか出来なかった。
＊＊＊
みんな私が来る前から飲んでいたのだろう。
殆どが酔っ払っていてワイワイと楽しそうに盛りあがっている。
彼も凄く楽しそうだ。
そんな姿を見てキュンキュンしているのは
きっとこの飲み会で私だけだろう。
「明日仕事ある人は帰っていいからねー」
誰かが言ってくれたセリフに私は素直に従う。
「すみません。明日、朝から仕事なんで…」
彼はそんな私を見て「そっか、ちょっと待ってや？」と言った。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
