#5 ページ17
「満更でもなさそうやけど？」
「っ…！そんなわけ！！」
「なあ？濱家さんと別れたくないならそれでもええよ。
でも俺がAちゃんの心の隙間埋めたるやん。
悪い提案ではないと思うけど…？」
何を言ってるのか分からない。理解できない。
ただリリーさんが女の扱いに慣れているということだけは伝わった。
私が拒否してるのにも関わらずそんなこと気にもとめずに
今また私の腰を抱いているんだから…。
「離して…！」
「本気で嫌ならもっと抵抗して…？じゃないと俺止めへんから。」
そのまま、また壁へと押しやられる。
さっきよりも距離が近い。
このままだとキス以上のことをされるかも知れない。
そう思い体を押しのけるがビクともしない。
リリーさんは私の手を払い除けて頬に手を置いた。
「やだ…」
小さくそう言って顔を背ける。
リリーさんは静かに笑って顔を近付けてきた。
二度目のキスの寸前…私の体は硬直し強く目を閉じていた。
「おいっ！！」
大きな声が聞こえてきたと同時に私の体は強い力で引き寄せられる。
「リリー！何してんねん！！」
私はいつの間にか大好きな彼の腕にいた。
「隆くん…っ。」
安心したのと申し訳なさで涙が出てくる。
彼の後から山内さんが盛山さんが入ってきた。
「盛山から全部聞いた……。
お前、盛山に時間作らせてAと楽屋で2人きりなるように頼んだらしいやん…！
それでAに何しようとした？
なあ、俺の大事な彼女ってわかってて手出そうとしてるんやんなあ？
お前…覚悟できてんのか？」
私は怖くなって彼に小さく声をかける。
泣いてる場合では無い。
「隆くんやめて…お願い……。
私なら大丈夫だから…」
盛山さんが近付いてきて頭を下げてくる。
「ごめん…いくら相方に頼まれたからって
こんなんしていい訳ちゃうのに……。
怖い思いさせてほんまごめん…。」
私は首を横に振る。
「盛山さん、大丈夫です…
それより…リリーさん連れて出ていってください。」
「なあ、Aが良くても俺がリリーを許されへんねん。」
彼はそう言って私の体をゆっくり離し山内さんの方へと私はゆっくり移動させられる。
「隆くん、暴力はやめて…！」
私の声は届かない。
彼は思いっきりリリーさんの胸ぐらを掴んだ。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
