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「今日は見学させて頂いて
本当にありがとうございましたっ！」
私は頭を下げる。
「いいよ、また時間があったら見においで？」
笑顔でそう言われた私はもう一度頭を下げた。
ホッコリした気持ちのまま彼の仕事が終わるまで待っていると
「すみません、今からスタジオ変えての撮影お願いしますー」と声が掛かり私はそのタイミングで先に楽屋に戻らないと行けなくなった。
彼にわかるように手を振り先に楽屋へと戻る。
なんだかんだ言っても一緒にいたいと思ってるのは私も一緒で
彼が東京で仕事の時、やっぱり距離があるし寂しい。
仕事をしている時は忘れることが出来るけど
いざ家に帰って1人になると思い出すのは彼のことで…
寂しがり屋の彼が飲みすぎてないかな？とか
今は後輩と一緒かな？とか…
いろいろ考えてしまう。
1人でいることは慣れていたし
何とも思ってなかったのに彼と出会い付き合うことで私も少し寂しがり屋になっちゃったみたいだ。
今こうして楽屋に1人いるのも少し不安になる。
「寂しいな…」
独り言を呟きながら彼が帰ってくるのをパイプ椅子に座って待っていると
楽屋の扉がノックされた。
きっと電気が付いているから
彼の後輩が楽屋に挨拶へやってきたのだろう。
私は扉を開けて「彼は今撮影でいないです。」と伝えようとした。
だけど目の前にいたのさっきまで彼と一緒に撮影をしていたリリーさんで
私は目の前にハテナが沢山飛んだ。
「えっと…」
「濱家さんならまだ帰ってこないよ？」
「そうですよね、どうかされましたか？」
「俺はAちゃんに用があるねん。」
そう言うと無理やり楽屋に入ってくる。
「り、リリーさん…？？」
戸惑っている私と違ってリリーさんは冷静だ。
「前に番組で会った時からええなーって思っててん。
なあ、濱家さんと別れて俺と付き合わん？」
いきなりの事で言葉が理解できなくなる。
「なあ…？俺なら寂しい思いさせへんけど…」
壁に、とんっと追いやられて背の高いリリーさんに見下ろされる。
そしてそのまま静かに私の顎を優しく掴むと
戸惑う私のことを気にしないままゆっくりと顔が近付いてきた。
全力で拒否する間もなく唇が奪われる。
私は驚きと同時にやっと体が動いた。
「なっ、なにするんですか！？」
リリーさんはお構い無しに下唇をペロっと舐める仕草をする。
それが凄く色っぽくて不覚にもドキッとさせられた。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
