Kamaitati.H#1(リクエスト作品) ページ13
私は新人ADで
そんな私の彼氏は私が担当している冠番組の司会者である濱家さんだ。
最初は極度の人見知りで心を打ち解けるまで時間が掛かってしまったが、今では彼のお陰で成長出来てそこまで初対面の人でも緊張をしなくなって行った。
そしてそんな私は今、彼に我儘を言われて困っている。
「なあ、同じ局内やしええやんか！！
別の局ならまだしも一緒におりたいねん！」
「でも…その番組のスタッフさんたちに迷惑かかるだろうし……」
「お願いやって！東京で殆ど仕事になったら
また暫く会われへんし、一緒に来てぇや！
じゃないと俺、今日はもう仕事せぇへん！」
「そんな無茶な……。」
私は悩みに悩んで
「ねぇ、無理だったら諦めて下さいよ…？」と言って上司のハヤマさんに電話を掛けて確認してみた。
事情を話すと何故かハヤマさんは大爆笑をしている。
『俺から話をしといてやるから
その我儘付き合ってやりな？』
「本当にすみません…」
『いいよ、じゃあまた何かあったら連絡して？』
「はい、ありがとうございます」
私は失礼しますと言って電話を切る。
そして彼の元へ戻ると「どうやった？」と私の顔を見つめてきた。
「一応、良いって言ってくれました。」
「マジで！？」
「でもこれっきりにしてくださいねっ！」
「ヤッター！一緒におれるんめっちゃ幸せや！」
彼はそう言って私に抱きついてくる。
「もう、隆くんは…。」
愛しい彼に抱き着かれて怒るに怒れなくなった私は彼の背中を優しく撫でることしか出来なくなった。
＊＊＊
「はあ、仕事以外でタレントさんの楽屋に入るの緊張する…」
彼はずっとニコニコしながら私の膝を膝枕として使ってゴロンと楽屋の畳で横になっている。
「幸せや…」
「もう…いつの間にそんな甘えたさんになったの？」
「東京やと会われへんから
どんどんストレスになって来てんもん。
Aは俺に会えんでも寂しくないん？」
「寂しいけど隆くんも忙しいし
私も普段、別の現場で仕事しててあまり休みないし、何となく我慢出来るよ。」
「えー、俺おらんでも余裕そうなん嫌や…。」
彼が急に起き上がって私のことを見つめてくる。
「そんなこと言われても…」
「なあ、俺がおらんと何も出来へんくなるぐらいもっと俺の事好きになってや…？」
「いやいや、それは流石に仕事に支障出るから…」
「こっち見て？」
彼が私の頬を両手でつかみ
私は顔が動かせなくなる。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
