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数週間後。
相方の調子は良くなったがお互いピンの仕事が入っていて私は1人でテレビ局に来ていた。
「お、Aー！」
「あっ、お疲れ様です！」
違う仕事だけどこうやって会えることは凄く嬉しい。
「あれ？また1人か？あいつまだ調子悪いん？」
「いえ、ミワはもう元気なんですけど
今日は2人とも別の仕事なんですよ」
「そうかぁ最近ピンでも仕事増えてきたんやなー
少しは慣れたか？」
「はい、お陰様で…」
「よかった！
また何かあったらいつでも相談乗るから頑張りやぁ？」
彼は笑顔で背中を叩いて送り出してくれる。
そのまま話を終わらせれば良かったのに
いつの間にか
「あ、あの。」と私は彼に声をかけて止めていた。
「ん？どないしたん？」
「えっと…」
自分が引き止めたのに何も出てこない。
なんで私は今彼を引き止めてしまったのだろう…
彼も困った顔して私を見ている。
「えっと…もう少し一緒にいたいなって…」
私は何を言っているのだろうか…？
こんなの憧れの先輩に言うセリフじゃない。
まるで私が彼に恋をしているみたいじゃない…！
私は慌てて否定する。
「ごっ、ごめんなさい！
別に深い意味はなくて……！」
「ええよ？もう少しだけなら時間あるし
あっちで座って話そか？」
彼は優しいから笑ってそう言ってくれた。
「あ…ありがとうございます。」
2人で廊下に置いてるベンチに腰をかける。
「なんか飲む？」
「いえ…」
飲み物も喉に通らないぐらい私は何故か緊張をしていた。
彼は静かに立ち上がり自販機で何かを買っている。
「でもビックリしたわ、急にあんなこと言われて…
気をつけなアカンで自分？
絶対勘違いしてまう奴おるから……」
彼は笑って缶コーヒーを買ってまた隣に座った。
「自分でも驚いてます。」
私がそう言うと彼は笑い始める。
「まあAはいつまでも可愛い後輩やし
俺は勘違いせえへんから安心して。」
可愛い後輩。
普通なら凄く嬉しいはずの言葉。
なのに何故今の私は胸がチクッと痛んだのだろうか…。
そのあと私達は時間が許す限りその場で楽しく会話をしていたのだった。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
