huttobōruawā.K#1（リクエスト作品） ページ1
私がまだ高校生の頃。
テレビに映る男性の漫才が
あまりにも面白くて
気付けばこの世界に入っていた…
それは単なる憧れで
いつか一緒に横に並んで仕事が出来るだけで良い！
そう…それだけだったのに……。
＊＊＊
「A、最近めっちゃ頑張ってるやんか！」
憧れの先輩芸人、後藤さんが私を見かけてそう声を掛けてきてくれた。
「あ、お疲れ様ですっ！」
そしてそんな憧れの人がMCをしている番組に
最近よく呼んでもらえるようになった。
それは私も勿論頑張ってはいたが
相方のミワのおかげであると私は思ってる。
ミワはボケ担当だがネタも考えてくれているし
私がこの世界に飛び込んできた時にコンビを組もうと最初に誘ってくれたのは彼女だった。
私は好きなように話して好きなようにつっこむだけだ。
それで成り立っていられるのも彼女だからだと感謝している。
「いえいえ、私なんてまだまだです。
ミワが頑張ってくれてるから…」
私が笑ってそう答えると
「謙虚やなー？」と言って彼は笑った。
「でも今日はミワちゃん休みやろ？
Aだけしか台本に名前なかったけど…」
「そうなんです、ちょっと体調不良で…
だから今日少し不安なんですよね。」
私がそう伝えると
「大丈夫！リラックスして？
Aも1人でも行けるほど実力あるで？」
「いやいや…でも憧れの後藤さんにそんなこと言ってもらえてとても光栄です！」
彼は大袈裟やなーと笑いながらも満更でもない表情を見せた。
「でも何かあったらフォローするから！」
「お願いします！」
私は頭を下げたあと収録までの間また自分の楽屋に戻り時間を潰していた。
撮影本番。
彼はMCで私はひな壇にいる。
若手の私の話でも面白おかしく拾ってくれて
更に話を広げてくれる。
やっぱりカッコイイな…。
いつも隣にいる相方がいなく不安もあったが
彼のおかげで私は無事に収録を終えることが出来た。
番組の収録も終わり楽屋に戻る彼を追いかける。
「後藤さん、お疲れ様です！」
「おう、お疲れ！今日めっちゃ調子よかったやん？」
「へへっ、後藤さんの腕が良かったんです！」
「めっちゃ褒めてくれるやん！」
彼は嬉しそうに笑った。
やっぱり私にとって彼は最高の先輩なのだ。
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木葉林檎(プロフ) - Kuraさん» 遅くなりすみませんm(*_ _)mこちらこそリクエストいただけてありがとうございました！ (3月4日 6時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Kura(プロフ) - リクエストありがとうございました！とっても素敵なお話でキュンキュンしました💕 (2月8日 21時) (レス) id: 1c73b17f59 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» ありがとうございますm(*_ _)m今後ともよろしくお願いします(*^^*) (1月29日 16時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。最高で､素敵なお話でした。忙しいとは思いますがこれからもお話楽しみにしています。🙇🏻♀️ (1月27日 22時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 木葉林檎さん» 大変申し訳ございませんでした。再開された際もしよければお願いいたします。 (1月21日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月29日 2時
