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前を進んでくれている相方に私は声をかける。
「ねえ、後悔しないような人生ってなんだろね…」
何でこんな言葉を発したのかは今ではもう覚えていない。
ただ何故か私は相方にそう投げ掛けていた。
「え？んー…まあ自分がやりたいことをやるのが1番でしょ？」
「…死んじゃったら後悔することってあるのかな？」
「急にどうした？」
「芸人になりたくて、彼と別れたけど
本当はまだ心の中で後悔してたりするのかな…
今の自分があるのはあの時に決断した結果なのに…」
「A……？」
なんで私は1人でこんなことを話しているのだろう。
わからない……
“欲張ってもいいよ”
「うん。たった1度きりの人生なんだもん。
今はお互い大人なんだしそうだよね？」
“そうだよ。もう大人なんだよ”
「でも…あの人が望んでなくて私だけが望んでいたら？」
“その時はこっちにおいで…慰めてあげる”
「ふふ、そっか。ありがとう…」
「なあ…？Aはさっきから誰と話してるの？」
相方が立ち止まり振り返って私にそう聞いてきた。
「え？」
相方の顔色の悪さを見て私は気付く。
私は誰と話していたのだろう……。
「きゃあぁぁぁ！！」
パニックになった私はその場に相方を放置して
危ないから行っては行けないと言われていた2階から上の3階に駆け上がっていた。
そして1番近くの部屋に入ってそこに座り込んでしまう。
「やだ…！誰…？誰なの…！？」
私は動けなくなりそのままその場で震えていた。
“大丈夫…怖くないよ”
“こっちにおいで楽しいよ”
“嫌なことも何も無い”
“おいで…おいで…”
ㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤこっちにおいでよ
頭がぼんやりとする。何も考えられない……。
いや…もう別に何も考えなくていいのかもしれない。
ふわふわと軽い気持ちになり私は何かに引き寄せられるように立ち上がった。
「今からそっち行くね」
上の階に続く階段へ向かおうと部屋から出ようとした瞬間だった。
「A！」
私の名前を呼ばれたあと頬に痛みが走る。
その痛みと同時に私の目の焦点が合った気がした。
「俺が誰かわかるか…？」
「……かざ…と…」
体から全身の力が抜け彼に支えられる。
「ちょ、スタッフ呼んできて！もうこれ以上、撮影続けるん無理やわ！」
後ろで心配そうに私を見てた2人が彼に声を掛けられて
急いでスタッフを呼びに行ってくれる。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
