#4 ページ39
ある日の水曜日。
有給を使って休みを取った。
私とヒカリは先に落ち合って一緒に駅へと向かう。
「結局どこに行くの？」
私の問いにヒカリは嬉しそうに笑って何かのチケットを手渡してくる。
「遊園地？」
「うん！やっぱデートって言えば遊園地でしょ！？」
「そうなの？」
「そうなの！」
「あ、そうだ…ねぇ、ヒカリ？」
「ん？なに！？」
「興奮したりワーキャー言わない約束ね？」
「うん…。それは気を付ける。」
2人で話をしながら駅に着くと
彼等は約束の時間より少し早めに到着していたようで待っててくれた。
「ヤス君、おはよ。
えっと…中野さんお久しぶりです。」
「どうも。Aさん、お久しぶりですね。」
彼はとてもお洒落をして来てくれた。
そして彼の相方さんはコンタクトで
一瞬誰か分からなかった。
「コンタクトですか？カッコイイですね」
何も考えずに私が笑ってそう言うと
彼は一瞬ムスッとして私に近付いて手を繋いできた。
「ヤス君…？」
「なんで、なかるてぃんにそんなこと言うの？」
「ごめん…別に深い意味ないよ…？」
「ふーん。」
「でも今日のヤス君も普段よりお洒落して来てくれたんだね？
いつも素敵だけど今日も…すっごいカッコいいよ？」
私がそう伝えると満更でも無い顔をする。
「そんなAちゃんもお洒落してるじゃん。
可愛いよ？」
私達がそんな会話をしていると咳払いが聞こえてくる。
どうやら2人はお互い自己紹介も済んだようだ。
「今日、来てくれてありがとうございます…！
みんなで遊園地行きたいなって思って…」
ヒカリはそう言って中野さんにチケットを渡した。
「あ、チケット用意してくれてたんだ？
待ってお金…」
「いいですいいです！
今日は来てくれただけで嬉しいので…！
それに…無料で貰ったんで！」
無料で1日パス付きのチケットなんか4枚も貰えるはずがない。
そう思ったがヒカリは全力でお金を拒否していた。
「あ、ヤス君…これチケット。
ヒカリが先にくれたの。
私もさっきお金受けとって貰えなかった…」
「え、俺らの分も？」
「うん、だから後で遊園地の中入ったら
私ヒカリにランチ奢ろうと思って…」
「じゃあ俺がそれを出すよ？」
「ううん。それはいい。ヤス君は今日一緒に楽しんでくれたら
それだけで嬉しいから…！」
私がそう伝えると彼は少し考えて、わかったと答えてくれた。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
