#2 ページ37
ヒカリが何故か真剣な顔をして私を見てくる。
「ん？なに？」
晩御飯を食べに来ていた私達の前にパスタが運ばれてくる。
私は自分のパスタをクルクル巻きながらヒカリの方を見た。
「私さ…なかるてぃんさんが好きって前言ったじゃん？」
「うん。ヤス君の相方さんでしょ？」
「そう…。
だからさ、一生のお願い！お金は私が全部出すから！
今度、4人で遊びに行けるよう頼んでくれないかな！？」
「んー…私は別にいいけど…」
「本当に！？お願い！！
それを思い出に二度と、こんな事言わないから…！」
「まあ…1度だけ聞いてみるけど…
無理でも諦めてよ…？」
「うん！ありがとう！！」
親友が今まで見た事ないぐらいにお願いしてくるから断れずに
彼に聞くだけ聞くことにした。
＊＊＊
月曜日。
仕事が終わり自分の家に帰ろうとしていると
「Aちゃん！」と声を掛けられる。
「ヤス君、また待っててくれたの？」
彼は相変わらず自分の仕事が終わり用事がない時はわざわざ私を家まで送ってくれている。
それは付き合う前からだ。
凄く大事にされているな…と感じるが負担になってないか心配になってくる。
「ねぇ、ヤス君？
大変だと思うから…」
私が何を言おうとしてるのか理解した彼は
「俺が勝手にしてることだって前言ったでしょ？」
彼は笑って私の荷物を自然に受けとってくれる。
「それとも重荷になってる？」
「ううん。嬉しいよ？
少しでも会えることは…でも無理しないでね？」
「無理な時は迎えに来てないでしょ？
だから安心してよ。」
彼はとても優しい。
この優しさに一人の人間として私は惹かれた。
「そうだ、ヤス君…
無理なら無理でいいんだけどさ……」
「ん？どうしたの？」
「相方さんいるでしょ？」
「うん。なかるてぃんがどうした？」
「あのね…」
彼は何故か立ち止まる。
「どうしたの…？」
「いや…俺よりアイツの方が良いとか言い出したらどうしよって思って…。」
私は思わず笑ってしまう。
「違うよぉ！私はヤス君が好きなんだよ？
こんなこと恥ずかしいから言わせないで…？」
「ごめん…。Aちゃんから好きって言葉聞いたらなんか嬉しい…。」
私は笑いながら彼の腕に抱き着いた。
「あのね？」
「うん。」
「私の友達と4人でどこか行けないかなーって…」
「ん？Aちゃんの友達と？」
「うん…」
断られる覚悟で私は話をしてみた。
#3→←Naitingērudansu.Y#1【長編】(リクエスト作品)
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
