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部屋のベルが鳴り私は体が跳ね上がった。
彼が来たってことなのだから……。
恐る恐る確認するとそこにいるのはやっぱり彼で…
私は諦めて部屋にあげた。
「どうぞ…」
「おじゃまします。」
彼は脱いだ靴を揃えて中へと入ってくる。
とりあえず謝らないと…
そう思った私は彼に謝罪することにした。
「あの…すみません。昨日はいつの間にか家まで送って貰って迷惑かけてしまったようで…。」
「迷惑だと思ってないよ、大丈夫。
それより覚えてる？昨日のこと」
「えっと…」
「そっか…やっぱ覚えてないか…」
そう言うと彼は小さく笑った。
「俺のこと好きなんでしょ？」
私は自分が酔って何を言ったのか悟ってしまった。
「ごめんなさい…酔った勢いでしか言えなくて…」
もう彼の顔を見ることが出来ない。
怒ってるのか呆れてるのか
それとも笑ってるのかわからない。
確認するには顔をあげないといけないから…。
「俺も好きだよ。」
ドクンと自分の心臓が動く。
「え…？」
先程まで上げることが出来なかった顔を
私は驚いて自然と彼の方へと向けていた。
そんな彼は見たこともない程に耳が真っ赤でいて
伏し目がちで私と目を合わせてくれない。
「照れてます…？」
私が声を掛けると彼は急に立ち上がり
そのまま逃げるように帰ろうとする。
私は慌てて追いかけた。
「ちょ…、ちょっと待ってください！」
「ごめん。急に用事が…！」
「嘘つかないでくださいよ…！」
私が腕を掴むと彼は動かなくなる。
思わず顔を覗き込んで
「怒ってますか…？」なんて私は聞いていた。
「…怒ってないよ。」
彼がそう言って笑うから私も釣られて笑った。
「あの…国崎さん。
私と付き合って貰えませんか…？」
「…俺でよければ。」
私と彼は……
何だかちゃんと久しぶりに目を合わせた気がした。
彼の目を見ると吸い込まれるよう感覚になり
彼の腕にいつの間にか私は抱きしめられていた。
「Aちゃん。好きだよ。」
「私も…大好きです。」
長く甘い時間が私たち二人を包む。
これからはきっと私も彼に対してだけは素直になれるような気がしたのだった。
Naitingērudansu.Y#1【長編】(リクエスト作品)→←#4
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
