#4 ページ34
「やっばい。何も覚えてない…」
私は何故かあのお店から瞬間移動して自分の部屋にいた。
「え、怖い。」
怯えながら周りを見るが何も変わりは無い。
水道を捻ってコップに水を貯める。
そしてそれを一気に飲み干した。
「今何時…？」
時計を確認すると朝の9時で
夕方の仕事まで、まだ時間があることを確認した。
「昨日…そうだ。伊藤さんに謝らないと。」
私はスマホをカバンから取り出し伊藤さんに連絡しようとしたけれど
メールが来てることに気付いて誰か確認した。
「え、国崎さん…！？」
私の頭の中がグルグル回って気持ち悪くなる。
【昨日勝手に部屋入っちゃったけど
何もしてないから安心して？
もし目が覚めたらでいいから連絡してくれると嬉しい。】
「部屋入ったって送ってもらった…って事よね？」
記憶にないから怖くて仕方がない。
「何で国崎さん…？伊藤さんといたよね？」
伊藤さんにはとりあえず寝ていたら悪いのでメールで謝罪の連絡をして
後日ちゃんと謝ることを伝え
国崎さんにはなんて送ればいいのか悩んで
とりあえず起きたって事だけを送信した。
すると30分後に彼からの電話が鳴った。
ゴクンと生唾を飲み込み私は意を決して通話を取った。
「もしもし…？」
『もしもし？二日酔い大丈夫？』
「はい…」
『そっか良かった！ごめん。いきなりなんだけどさ、今日の夜空いてる？』
「え、えっと…」
『まあいいや。今日の夜、仕事終わったら連絡して？
家行くから。じゃあ！』
「ちょ、待っ…！」
私の耳には通話が切れた音だけしか聞こえなくなる。
「…え？」
しばらく放心状態で私はその場から動けなかった。
＊＊＊
仕事も終わり家に帰ってきた。
今日はずっとソワソワしてただろう。
このまま連絡しなかったらどうなるんだろう…。
「逃げてるだけか…。」
私は自分に逃げちゃダメだと言い聞かせて
メールを送った。
もしかすると彼も暇じゃないし忙しくて今日はもう会えないってなるかもしれない。
それならそれでいい。
昨日の事もわからないし無かったことになれば最高じゃないか。
そう思っていたのだけれど
それから1時間か２時間経ったぐらいで
『仕事終わったし今からそっち行くから』
それだけ言われて電話が切れてしまった。
もしかして私…なにかして怒らせてる……？
会いたい気持ち半分
来て欲しくない気持ち半分で私は彼のことを待った。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
