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「あれ、Aさん？」
私は声をかけられた方を見た。
「あ、伊藤さん…。」
収録は一緒だったけどまさかテレビ局の近くの居酒屋に入ろうとしているのが被るとは思わなかった。
「1人？」
「はい、いつも同期と飲みに来るんですけど…」
「じゃあ一緒にどう？」
「あ、お願いします。」
断る理由もないし私は一緒にお店に入ることにした。
店員さんに個室を案内されて
2人で乾杯してアルコールを体に入れる。
疲れた体にすごく染み渡ってくる。
特に盛り上がる訳でも無くシラケる訳でもない
普通の時間が流れる。
だけど別に嫌な気分はしない。
こうやって普通に彼とも話せればいいのに…。
そう思うと悲しくなってきて情けなくてなってきて
アルコールが入ってる私は泣きそうになる。
それを悟られないよう
いつもより早めに飲んでしまい、あろう事か段々と酔いがいつもよりも早く回ってきた。
「大丈夫？水頼もうか？」
心配してくれている伊藤さんは何だか女の子みたいで可愛い。
「らいじょうぶです！らいじょうぶ…」
自分がヘラヘラしてるのもわかる。
「…そんな状況で1人で帰れる…？」
「んー。はぁーい！」
返事だけは一丁前で自分でも笑けてくる。
「ん…伊藤さん…」
「どうしたの？」
「国崎さんは……？」
「え？」
「国崎さんに会いたい……すごく…」
「呼ぼうか？」
私はずっとへらへらしてて
「うんっ。」なんて返事を返した。
「わかった、待ってて？」
伊藤さんは本当に国崎さんを電話で呼び出してくれたようで
数分後、国崎さんが私たちの個室に入ってきた。
完全に酔ってる私は…
「あ！国崎さんだぁー…！」と指を指す。
「え？なに？どういう状況？」
「Aさんが呼んで欲しいって言ったから…
ごめん。ちょっとお会計してくるから見ててあげて？」
伊藤さんの声が聞こえてきたかと思うと
次は国崎さんが私の前にしゃがんでた。
「…大丈夫……？」
そしていつもみたいに私の顔を覗き込んでくる。
「ふふ…国崎さんだぁ…」
「うん。とりあえず水飲もうか？」
「ううん。いらない…！国崎さんもお酒飲も！」
「ごめん、俺お酒飲めないから…
それより送っていくから立てる？」
「いや…！国崎さんと一緒にいたいのぉ…！」
「わかった、とりあえず立とうか…」
「…ねぇ国崎さん？」
「ん…？」
「……好き。」
「……え…？」
「ふふ…ずっと好きでした……」
困惑する彼の顔を見て私はそのまま眠ってしまった。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
