Ranjatai.k#1(リクエスト作品) ページ31
いつも好きになった人とは上手く行かない。
理由はわかってる。
好きになると話せなくなる人とか
デレデレになってしまう人
ぶりっ子になっちゃう人。
そんなの可愛いものだ。
私はつい…素っ気なくしてしまって素直になれなくなる。
そして…相手に“俺のことが嫌いなんだ”と誤解させてしまい
気が付いたら相手は別の人と付き合ってて
いつも後悔だけが残る。
次こそは…次こそは素直になるんだ！！
そう決めていたのに…。
「Aちゃん…何をそんなに怒ってるの？」
そう言って私の顔を覗き込んでくるのは
絶賛片思い中の先輩…国崎さんだ。
「別に怒ってませんよ。」
そう言って私は背を向けた。
ばかばかばかっ！！今度こそは素直になるって決めてたじゃない！
私の心とは裏腹に何故かそんな態度をとってしまう。
だけど彼は変わっているから
そんな私をニコニコしながら見てくる。
「そっか、怒ってないか。」
凄く大人の余裕を感じてまた私は彼を好きになる。
好き！！大好き！！
心の中では簡単に伝えられるのに
なんで顔を見ると素直になれないんだろう…。
「ちょっといい？」
彼の相方、伊藤さんが彼を呼ぶ
あ…楽屋に戻っちゃう…！
なにか声をかけないと…。
「じゃあ、またねAちゃん。」
彼が見えなくなるのを私は黙って見送った。
＊＊＊
「あーもうッ最悪！」
大衆居酒屋で同期の仲が良いサユリとビールを飲みながら今日一日の反省をしていた。
「またー？もういい加減諦めたらー？」
「別に恋することはいいじゃん！」
「違う違う…。
アンタのその性格よ。ツンツンしてても良いって言ってくれる人そのうち現れるって」
「ツンデレは需要あるよ？
ツンツンなんてどこに需要あるのよ！」
私は深いため息を吐く。
「…でも今日も素敵だったな……」
「何処が？」
「何処がって…こんな私でも優しくしてくれる所とか
今日も独特な世界観で客席巻き込んでのお笑いとか…
すっごく面白かったし…
何よりも…好きなんだよ…カッコイイし…
もっとちゃんと話したいのにな…。」
「手紙にしたら？それなら話せるんじゃない？
もしくはメールとか？連絡先知ってるんでしょ？」
「連絡先知ってても私から連絡できないよ！
相手先輩だし
それに連絡なんかしたことないのに…！」
「でも撮影とか被ったら向こうから話しかけてくれるんでしょ？」
「話してくれるけど…」
私はビールジョッキに口をつけて考え込んだ。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
