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私以外の3人が会話をする中、彼が思い出したかのように
「そう言えば…ミッションあるんやった。」と言った。
「ミッション？」
ハラがそう言うと彼は事前に渡されていた紙をポケットから取り出した。
「えっと…じゃあ読むで？
二手に分かれて1階と2階を探索して下さい。
どちらかの階に番組が用意したオリジナルマスコットのぬいぐるみ、花ちゃんを隠しています。
それを今の部屋まで持って帰ってきてください。」
「いや！絶対！」
相方がクスクス笑う。
「もうしょうがないでしょ、ここまで来たんだし
また1階に戻る方が怖いだろうから俺達が2階を調べさせてもらおうよ？」
「なんで？2階も怖いよ！」
「A？俺達は1階探すし
見つからんかったら2階も後で手伝って探したるしもう少し頑張ろ？」
「…この中に入ってるだけでも私充分頑張ってるもん…」
視聴者に子供だとか空気読めないとか我儘だとか言われてもいい。
むしろ嫌われたってかまない、だって怖いものは怖いんだもん…。
暫くの話し合いした結果、本格的にもっと暗くなる前に探さなきゃと言われて
比較的に探しやすい2階を探索させられることになった。
「じゃあ何かあったら言うて？俺たち1階行くから」
「うん。1階はよろしくね、30分後にはこの部屋に集合で！
よしA行こっか？」
「……うん。」
階段を降りていく彼に私は
「ねえ。京極…？気を付けてね？」
私がそう声をかけると笑顔で頷いてくれた。
相方の服を最初と同じように掴んで私は各部屋を探していく。
そんな時に思い出したのは、私と彼が別れた理由…。
別に喧嘩をして別れた訳でもなく
お互い嫌いになって別れた訳でもなかった。
理由は…お互いこのまま付き合っていたら依存し過ぎてしまい芸人として夢を追っているのに
必ず成果を出せないまま共倒れする運命が目に見えていたから。
芸人を諦めてまで一緒にいたいと願ってしまって
このままじゃ足枷になってしまうと
お互い泣きながら話し合いをして別れた。
結果、それが上手く行き私達は少しずつ知名度を上げていけた。
あの頃はまだお互い子供だった。
好きだけで何でも出来そうな気がしていた。
今は彼に対して何の感情もない。と言ったら嘘になるけれど
彼自身も私の事を1人の女としてじゃなく
芸人仲間として接してくれているのだから
それだけで充分幸せじゃないか。
何故こんなことを急に思い出したのだろう…。
きっと慣れてない環境の変化でおかしくなったんだ。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
