T.END ページ18
「仕事お疲れさま…急に呼び出してごめんね？」
急な呼び出しにも関わらず彼は嫌な顔1つせずに来てくれた。
「Aさんやからやで？」
私の心を読んだのか彼はそう言って笑う。
「ありがとう…」
少しの沈黙が続いて私は彼の腕を掴んだ。
「ん…？どうしたん？」
「今日は家で話したいことあるからウチ入ってくれる？」
「え？いや…流石に部屋は…」
「お願い。」
私が真剣に彼の目を見つめて頼むものだから彼は深呼吸をして「わかった」と言ってくれた。
私もちゃんと覚悟して彼を部屋に入れたのだ。
「あのね。私の中で沢山考えて出した答えがあるんだけど…。」
ソファーに座り、私の話す言葉を彼は黙って聞いてくれている。
「今日私が呼び出したのは…
私の中で結局ずっと心の中にいたのは辻君なんだなって そう思ったからで…。」
緊張して思わず言葉が詰まる。
「…あのね……」
「なあ、A？その先は俺に言わせて？」
私の方へと体を向けて優しく手を握ってくれた。
私を最初から最後まで安心させてくれたのは紛れも無くこの大きな彼の手だ。
「俺はずっとAの事が好きやった。
俺を選んでくれたら今までよりもっと大切にします。
改めて俺と付き合ってくれませんか？」
「…っはい。」
私がそう答えると彼はゆっくりと私に近付いて触れるか触れないか分からないぐらいのキスをくれた。
「辻君…好き…！」
私が彼に笑顔を向けると彼も優しく笑ってくれる。
「めっちゃ可愛いな、このまま襲ってしまいそうやわ…。」
「いいよ？辻君だったら…」
私がそう答えると彼は黙って私を優しく押し倒してきた。
＊＊＊
「俺、付き合ってる彼女いるから」
キッパリと女の子の告白を断っている彼の姿を目撃してしまった。
驚いて思わず壁に隠れたけど私の予想通り彼はやっぱりモテるようで…
でも最初心配してたのが嘘みたいに彼は私を一途に愛してくれている。
「何しよるん？」
私が隠れた所を見てたようですぐに近付いて声を掛けてきた。
「やっぱり私の彼氏はモテるんだなぁって」
「何ヤキモチ？」
彼は何故か嬉しそうに笑う。
「なあ…俺らが付き合ってる事、周りに言うたらアカン？」
「えっ？」
「俺もAが他の男に口説かれるの見ると流石に心配やねん…」
「私も告白されて欲しくない」
私達はその後タイミングを見計らい付き合ってる事を発表した。
そして今以上にお互いを大切に出来るようになったのだった。
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
