#3 ページ14
「Aさん。今週の夜、何処かお時間ありませんか？」
この間とは違うテレビ局で、たまたますれ違ったツクバさんに声を掛けられる。
「あ…この間はお食事ご馳走になってありがとうございました。」
改めてお礼を言うと、爽やかな笑顔で「いえいえ」と帰ってくる。
「今週なんですが…まだちょっと何時が行けるかとか
確実にお約束出来ないんです。
申し訳ありません……。」
「そうですが…最近お忙しそうですもんね。」
分かり易く肩を落とされると本当に申し訳なく感じてしまう。
「でしたら…早く終わった時にでもいいので
連絡って貰えたりしますか？」
「えっ…？」
「今週の夜はなるべく定時で上がれるようにして
待っていますので…。」
「そんな、ツクバさんも色々予定があるでしょうし
そんな無理してまで…！」
「僕がAさんに会いたいんです。」
どうしたらいいのか返事に困っていると
「あれー？Aちゃんどないしたん？」
後ろから聞き慣れた声がして私は振り返った。
「粗品君、また会ったね。」
誤魔化すように笑顔で返すが何を思ったのか
粗品君はツクバさんを睨みつけ
「またAちゃんは悪い虫つけてきて…
アカンやろ？ちゃんとせな。」
「ちょ、やめてよ…！そんな言い方…。」
「で？今1番人気の男性アナウンサーがAちゃんになんの用で？」
私はツクバさんに苦笑しながら粗品君が余計なことを言う前に肩を押して廊下の曲がり角へ追いやろうとする。
だけど全く動く気配は無い。
「僕はAさんと予定を合わせてディナーに行こうと
お誘いしているだけですよ。」
「へぇー。」
粗品君は鼻で笑った後、
「悪いけど自分、オモロなさそうやん。
そんな奴と2人で晩飯食いに行きたいと思うか？
どうせ予定がわからん言われて断られとんちゃうの？
それに気付かんとしつこく誘ってるんやったら今すぐこの場から離れんかい。」
「ちょっと、粗品君なんてこと言うの…！」
「それにAちゃんは俺と付き合う予定やねん。
邪魔せんでくれるか？」
「勝手に変なこと言わないで…！」
ツクバさんの方を見ると拳を握りしめて震えている。
「ツ、ツクバさん…！？」
「き、君みたいな下品な男とAさんは似合いません！！
不釣り合いだ！
それに先に話していたのはこの僕です！
勝手に入ってこないでください！」
煽られたことがないのだろう。
それに怒ったことも無いのも何となく伝わる。
ツクバさんの顔は怒りで真っ赤だった
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木葉林檎(プロフ) - capoeiraさん» いえ、こちらこそ楽しく書かせていただけました(*ˊ˘ˋ*)長くなってしまってすみません(￣▽￣;)またよろしくお願いします(＞人＜;) (12月29日 14時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
capoeira - 木葉さんこんにちは！リクエストを叶えていただきありがとうございました！毎回キュンキュンさせてもらってます！リクエスト内容、申し訳なかったです🙇🏻♀️🙇🏻♀️これからも楽しみにしてます！ (12月29日 12時) (レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - そらさん» 少しお待ちいただくと思います、よろしくお願いします(*ˊ˘ˋ*) (12月27日 22時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - コメント失礼します。リクエストで又死ネタなんですが、令和ロマンのくるまさんで同期の夢主と付き合って一年の時に夢主が急に病気で亡くなってしまって数年後にM1で優勝した時に夢主が近くに居ておめでとうと言ってるように感じたお話を出来ればお願いします。 (12月26日 7時) (レス) id: 794dd15670 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます♪優勝して波に乗ってますよね(*ˊ˘ˋ*)少しリクエストが溜まっているので少し遅くなりますが必ず書かせてもらいますのでお待ちくださいm(_ _)m (12月25日 23時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年12月8日 0時
