#2 ページ9
「すみません、遅れました。
あっ、どうぞ入ってください。」
遅れたことによって先程までの会話を忘れるぐらい
緊張が伝わる。
「すみません、トイレ行ったら迷子になってしまって
本田先生に助けてもらってました。」
その空気を察知してか私を庇ってくれている様だ。
「石橋が途中でいなくなったから帰ったのかと思ってた」
都築さんが笑いながらそう言うと
「バシくんそういう所あるからねー」
後藤さんまでもそんな事を言い出す。
「いや、帰ったことないわ！」
それを彼がツッコミながら椅子に座った。
重い空気だった部屋が少しの笑いに包まれて
私はほっと胸をなでおろす。
「それではみなさんが全て揃ったようなので
これからミーティングをさせていただきます」
真面目な先生の1人がそう言ってミーティングが始まった。
───────────
ミーティングも終わる頃に何気なしに彼を見る。
すると一瞬目が合って直ぐに逸らされた。
何だか…気まずい。
「それでは本番は
ゲストの皆様どうか盛り上げるために
お力を貸して下さい！よろしくお願いします！」
生徒会長が締めの挨拶をしたあと
ミーティングは無事に終了した。
終了後に生徒達は芸人さんに記念写真をお願いしている。
それを笑顔で対応してる姿を見ると
さすがプロだなーと感心してしまう。
「あのー…」
不意に声をかけられ驚いて振り返った。
「あ、先程はありがとうございます。
庇っちゃってもらって…」
「いえいえ、僕の方こそ道に迷ってる所ありがとうございました。」
お互いまた深くお辞儀をする。
「で…どうかされましたか？？」
そういうとさっきまで写真を撮っていた後藤さんが近付いてくる。
「なになに、バシくんから女の人に話しかけるなんて珍しいじゃん」
それに続いて都築さんも話に入ってくる。
「へへへ、なになに？？」
彼は露骨に嫌な顔をして
「何でもねぇーよ、お礼言いに来ただけだから！」
っと言った。
「え？なんか慌ててない？
そう言えばさ
本田先生だっけ？バシのタイプじゃん」
都築さんが私を見ながらニヤニヤ笑ってる。
「えっと…」
「もう、困ってるだろ！変な事言うなよ！」
また私を守ろうと声を張ってくれる。
そこに生徒がやってきて
「石橋さんってAちゃんタイプなんだー」
っとからかってきた。
「そうそう、タイプっていうかどタイプ！」
「もういいって！君達も変な事言わない！
っていうか拓実も見てないで助けろよー」
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木葉林檎(プロフ) - HATHUTAさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいお言葉感謝です！m(*_ _)mまたよろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️ (2023年2月24日 15時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
HATHUTA(プロフ) - 盛山さんの長編拝読しました！林檎さん（勝手に呼んですみません）のお言葉で長くなってしまったとありましたがいい意味で読み易い長さでとてもキュンとしました。不器用ながらに真っ直ぐな感じがイメージしやすくて読んでいて入り込めました^^これからも応援してます (2023年2月11日 22時) (レス) @page36 id: f9b555f004 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - mさん» リクエストありがとうございます！新山さん素敵な人ですよね(^^)♪シュチュエーションなどなければそのまま書かせていただきますね┏○ﾍﾟｺｯ (2023年2月2日 4時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - リクエスト失礼します！さや香の新山さんでお話書けたりしますでしょうか？？宜しくお願いします🙇🏻💧 (2023年2月2日 1時) (レス) id: cde51804fe (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストに添えるかどうか分かりませんが、短編で1つ書かせていただきました！シチュエーションなどあれば是非またかかせていただきますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️՞ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年1月20日 5時
