#4 ページ40
「そろそろ始まる時間帯ですし、
10チャンネル見てたらわかります！」
「……？
あっ、そこのマンションです。住んでる所。」
「すみません！何かずっとついてきてもうてた…！
途中までにしようと思ってたのに…
すみません、ストーカーとかならないんで心配しないで下さいね！」
「あはは、そんな心配してないですよ。
わざわざ送ってもらっちゃって
こちらこそすみません！」
お互いペコペコ頭を下げる。
「あの、Aさんさえ良ければ…連絡先聞いてもいいですか？
この間、聞きそびれてしまったこと後悔してて…
もちろん無理なら大丈夫です！」
「亜生さん悪い人じゃなさそうだしいいですよ？
なんか可愛くて放っておけないですし」
「え？？」
「ごめんなさい、また余計なこと言いました…。」
笑いながらQRコードを見せその場で連絡先を交換した。
「じゃあまた連絡します…！おやすみなさい。」
そう言って彼はコタローくんを抱っこして走って行った。
なんか変なこと言っちゃったな…
部屋についてテレビの電源をつける。
久しぶりに映るテレビ。
言われたように10チャンネルに合わせると
見覚えのある顔…。
あれ昂生さん…？？
っと…「亜生さんだ…」
びっくりして開いた口が塞がらない。
さっきまで一緒にいた
あの人懐っこい笑顔がテレビに映っている。
しかも兄弟で芸人さん…
そりゃ、あの時漫才みたいな掛け合いになるよね。
開いた口を無理やり閉じて
私は亜生さんにメッセージを送った。
【今日送ってもらってありがとうございました。
無事帰ることできましたか？？
言われた通りテレビ見て驚きました…
亜生さん、有名な芸人さんだったんですね。
すみません。テレビ見てなくて…
びっくりして思わずメッセージ送っちゃいました。
本当に昂生さん風邪ひかなくて良かったです。
おやすみなさい。】
送ったあと直ぐに彼から電話がかかってきた。
『もしもし？』
「もしもし…」
さっきまで一緒にいたのに何故か電話だと緊張する。
『急に電話かけて大丈夫でしたか？』
「あ、はい…」
ふうー…と息を吐く声が電話越しで聞こえてくる。
「もしかして、緊張してます？」
『え？なんでわかったん？？』
「ふふ、何となくです。」
お互い笑って緊張が溶ける。
『今ももしかしてテレビ見てます？』
「はい可愛い顔した人がいてます。」
冗談交じりに言うと真面目なトーンで話してきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木葉林檎(プロフ) - HATHUTAさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいお言葉感謝です！m(*_ _)mまたよろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️ (2023年2月24日 15時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
HATHUTA(プロフ) - 盛山さんの長編拝読しました！林檎さん（勝手に呼んですみません）のお言葉で長くなってしまったとありましたがいい意味で読み易い長さでとてもキュンとしました。不器用ながらに真っ直ぐな感じがイメージしやすくて読んでいて入り込めました^^これからも応援してます (2023年2月11日 22時) (レス) @page36 id: f9b555f004 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - mさん» リクエストありがとうございます！新山さん素敵な人ですよね(^^)♪シュチュエーションなどなければそのまま書かせていただきますね┏○ﾍﾟｺｯ (2023年2月2日 4時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - リクエスト失礼します！さや香の新山さんでお話書けたりしますでしょうか？？宜しくお願いします🙇🏻💧 (2023年2月2日 1時) (レス) id: cde51804fe (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストに添えるかどうか分かりませんが、短編で1つ書かせていただきました！シチュエーションなどあれば是非またかかせていただきますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️՞ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年1月20日 5時
