Miki．a#1 ページ37
今日はいい天気でお散歩日和だ。
そう思った私は家の近くにある公園まで歩き
大きな噴水があるお気に入りのベンチに腰かけた。
平日で人が少ないなって思いながら
ぼっーと噴水を見ていると
首輪もついてない犬が私の足元までやってくる。
「わんちゃん？？どうしたの？」
私は思わず声をかけてしまった。
すると抱っこして欲しいのか二本足で立って私の足の周りをジャンプする。
「えへへ、おいで…」
優しく抱き上げると満足したのか
私の腕の中で眠ってしまった。
「可愛いけど、どうしよう…」
困って周りを見渡すと
どこからか声が聞こえてくる。
「コタロー！」
その声は段々近づいてきた。
「あ、コタロー！」
その声は今抱き抱えている犬の飼い主さんのようだ。
「首輪抜けちゃったんですね。」
リードの先には首輪が付いていて
きっと何かの拍子で抜けちゃったのだろう。
「はあ、はあ…そうです、すみません、捕まえてくれてありがとうございます！」
走りながら大きな声で探していたようで
飼い主さんはとても疲れている。
「兄ちゃん！コタローはおった！？」
また1人、優しそうな好青年がやって来た。
「うん、この方が捕まえてくれてたみたいで…」
兄ちゃんと呼ばれる方はまだ少し呼吸が上がっている。
「すみません、うちのコタローが…
何かめっちゃ懐いてもうてるし…」
そう言って弟さんは呆れた顔をした。
「あはは、すぐに飼い主さんに会えて良かったです。
はい、コタローくんお兄ちゃん達の元に戻ろうね？」
お兄さんの方は首輪を調整してるようだったので
弟さんに任せようとした瞬間
コタローくんが突然暴れだした。
危ない！落ちそうになったコタローくんを咄嗟に抱きとめた。
そのせいで私自身がバランスを崩し
倒れそうになる。
しかし、グッと強い力に引き寄せられ私はいつの間にか
弟さんの腕の中にいた。
それと同時に
「うわぁぁぁ！」
と大きな悲鳴が聞こえびっくりして振り返る。
ボチャーーーン！！っと
水しぶきが上がったが
彼は私が濡れないように腕で私の頭を覆ってくれた。
「え、え！？大丈夫ですか！？」
思わず2度見してしまう。
どうやらバランスを崩した私を
2人同時に助けようとしてくれて
弟さんがお兄さんに体当してしまい
吹き飛んで噴水にダイブしちゃったらしい……
その姿を見て心配してると
弟さんは大爆笑している。
私はその光景を見てあたふたしてしまった。
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木葉林檎(プロフ) - HATHUTAさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいお言葉感謝です！m(*_ _)mまたよろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️ (2023年2月24日 15時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
HATHUTA(プロフ) - 盛山さんの長編拝読しました！林檎さん（勝手に呼んですみません）のお言葉で長くなってしまったとありましたがいい意味で読み易い長さでとてもキュンとしました。不器用ながらに真っ直ぐな感じがイメージしやすくて読んでいて入り込めました^^これからも応援してます (2023年2月11日 22時) (レス) @page36 id: f9b555f004 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - mさん» リクエストありがとうございます！新山さん素敵な人ですよね(^^)♪シュチュエーションなどなければそのまま書かせていただきますね┏○ﾍﾟｺｯ (2023年2月2日 4時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - リクエスト失礼します！さや香の新山さんでお話書けたりしますでしょうか？？宜しくお願いします🙇🏻💧 (2023年2月2日 1時) (レス) id: cde51804fe (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストに添えるかどうか分かりませんが、短編で1つ書かせていただきました！シチュエーションなどあれば是非またかかせていただきますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️՞ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年1月20日 5時
