#3 ページ19
寝ないでいようと思ってたいたのに
私は前日の仕事の疲れと
東京までの電車移動の疲れでいつの間にか眠ってしまっていた。
「Aさん…？
Aさん着きましたよ。」
自分の名前を呼ばれて2度目に目が覚める。
「あ…私いつの間に…」
「おはようございます。」
優しい笑顔で見られてたので
私は恥ずかしさでゆっくり体を起こした。
「そういえば…名前で呼びました？」
寝惚けてたけど確かに、私のことを名前で呼んでた気がする。
「ごめんなさい、嫌でしたか？」
「いえ、普段お互い苗字で呼び合ってたので…
たしかにちょっと距離感じますし
私も下の名前で呼んでもいいですか？」
「もちろんです！」
ははっとふたりで笑って
先程までの気まずさは飛んでいってしまった。
車から降り再び体を伸ばす。
気付けば時刻はもうすぐ夕方の4時だ。
約2時間運転してくれてたんだ…
「石…じゃなかった、遼大さん長い運転で疲れてませんか？」
「俺は大丈夫です。
横で可愛い寝顔見れましたし」
「もう、恥ずかしいことサラッと言わないで下さい！」
そんなセリフをサラッと言ったのに
耳が赤いのは照れてるからかな？
「ここどこですか？」
そういえば着いたけどここがどこなのかはまだ知らない。
「色々調べてはいたんですが…」
そう言って歩き出す。
私も黙ってそれについて行く。
「ここの景色が綺麗だって聞いたので…」
ついて行った先は海だった。
ちょうど日が暮れる時間帯。
夕焼けが海に反射してキラキラ光る
「うわー…きれい…」
私が海を見て感動していると
「あの…Aさん。」
彼の方に振り向く。
「良かったら僕と付き合っていただけませんか？」
真剣な目で私を真っ直ぐみる。
「もちろん、これからデートを何度も重ねて
Aさんの気が済むまで会ってからで構いません！
だから返事はまだすぐにじゃなくていいので、
俺が好きだって気持ちだけ伝えておきたくて…」
「私…保留とか嫌いなんですよね
だってそれって相手に失礼じゃないですか」
「そうですね、すみません…」
「だから私の気持ち伝えてもいいですか？」
「わかりました。覚悟して聞きます…。」
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木葉林檎(プロフ) - HATHUTAさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいお言葉感謝です！m(*_ _)mまたよろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️ (2023年2月24日 15時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
HATHUTA(プロフ) - 盛山さんの長編拝読しました！林檎さん（勝手に呼んですみません）のお言葉で長くなってしまったとありましたがいい意味で読み易い長さでとてもキュンとしました。不器用ながらに真っ直ぐな感じがイメージしやすくて読んでいて入り込めました^^これからも応援してます (2023年2月11日 22時) (レス) @page36 id: f9b555f004 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - mさん» リクエストありがとうございます！新山さん素敵な人ですよね(^^)♪シュチュエーションなどなければそのまま書かせていただきますね┏○ﾍﾟｺｯ (2023年2月2日 4時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - リクエスト失礼します！さや香の新山さんでお話書けたりしますでしょうか？？宜しくお願いします🙇🏻💧 (2023年2月2日 1時) (レス) id: cde51804fe (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストに添えるかどうか分かりませんが、短編で1つ書かせていただきました！シチュエーションなどあれば是非またかかせていただきますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️՞ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年1月20日 5時
