第7話 弟子にされました（強制） ページ9
晴「…い、…ぉい。……おい。起きろ、A」
『…んぁ、まだ眠い……おかぁ…さ…』
晴「…誰が…お母さん…だと？」
『ハッ！！おかあさ！！…ん……ぁ…安倍、晴明…さま…』
晴「そうだ、起きたか…A」
まさかいつもの癖で「お母さん」と…
晴明様に「お母さん」と呼んでしまった……
なんか晴明様、こめかみに、しわ、よってますけど…
『ご、ごめんなさい！！つい、癖で！！！』
私は秒速で、いや光速で土下座した。
もうお母さんはいないのに…
晴「…おきろ、
『あ、はい…』
き、気まずい…(´；ω；｀)ｳｯ…
昨日夜ご飯を食べたところまで案内された。屋敷全部の構造を把握するのはまだまだ時間がかかりそうだ。
ご飯を食べながら平安のことをたくさん聞いた。屋敷のこと、晴明様のこと、、、修行のこと。
…修行のこと。…うん。
晴「今日から修行だが…私は容赦はしないぞ」
ヒョエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！
晴「言っておくが、手加減なしだ。私の弟子にする限り、私と同等、いやそれ以上になってもらうぞ。」
『うぇ？』
同等か、それ以上って…
『マジですか…』
晴「作法も教えてやらんとな」
『ぐえぇ…』
高校でも勉強嫌いだったのに、やだなぁ〜
『あ、あの…』
晴「お前に拒否権はない」
『グハァ！…』
何としてでも弟子にする気ですね、あなた…
晴「お前には、私がいなくても生きていてもらいたい…」
『え？』
いま、なんて…
晴「お前、母親が恋しいか…」
『え、それは…』
やっぱ、朝の、私の寝言のことですよね…
『それは、やっぱり会いたいけど、でも、もう帰ることもできないだろうし、自分ではどうすることもできないので。』
晴「…そうか、何かあれば私を頼るがいい」
『…っ、それって…』
いつでも頼っていいってこと？
心配してくれてるのかな…やっぱ優しいとこあるんだな…
そんな会話をしているうちに食べ終わった。
『ごちそうさまでした』
晴「うむ。なら、さっそく修行だ」
『ええっ！！さっきちょっと感動したとこなのにっ！？もうっ！！！』
晴「知らん」
『無慈悲！！！』
くそぅ〜っ、優しい人だなと思ったのに〜っ！！
前言撤回だっ！！！！！
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コノハナ(プロフ) - 佝僂さん、コメントありがとうございます！応援して頂いて嬉しいです！できるだけ頻繁に更新していくので待っていてください(笑) (2021年6月27日 12時) (
レス) id: df4109551a (このIDを非表示/違反報告)
佝僂(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品に一目惚れしました(照)とても面白いので、いつまでも更新まってます！！無理しない程度にこれからも頑張ってください！ (2021年6月27日 8時) (レス) id: 1c770a8388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2021年5月12日 13時
