第3話 陰陽師 ページ4
晴「そうか…お前は遠い
『はい、そうです…信じてもらえないかもしれないけど…』
晴「いや、信じよう」
『…えっ！信じてくれるんですか！？』
晴「ああ、そうであればお前が着ていた服の説明もできるし、なにより星が告げていた」
『ほし…？』
晴「お前、私が陰陽師であると知っていたろう。ならばある程度は、陰陽師がなにをするかわかっていると思うが？」
『いや、おばけをやっつけるくらいしか…』
晴「…はぁ？」
いや、そんな睨まなくても…コワいっす…
晴「…ハァ、陰陽師とは、陰陽道を用い、主に占術や呪術を使い、怨霊や厄災を祓う者のことだ」
『なるほど』
晴「決して怨霊を“おばけ”などと言わないように」
『ウッ…スミマセン…』
ナチュラルに怒られた…この人全然表情出さないのに、怒ると眉間にしわよるんだなぁ…
怒らせないようにしよう、うん…
晴「話を戻すが、陰陽師は星を見て吉凶を占ったりもする。占術の一種だが、私はそれが得意でね。昨日は今までに見たことのないものだったのだ。吉であるのか凶であるのかもわからなかった。」
そっか…知らんけど…
晴「で、終わった後、屋敷の外に異様な気配を感じるから式神に見に行かせたら、お前がいたわけだ」
『…なるほど、よくわかりました』
晴「お前、わかっておらんだろう」
『…い、いやだな〜わかりますよ〜』
この人ほんとコワい…なんでわかるんだよっ！！
晴「…まあ良い。とりあえず自己紹介も済み、お前が何者でどこから来たのか、私の疑問も解決したことだ。めしにするぞ。動けるな？」
『あっ、はい』
服や布団だけじゃなくて、ご飯も用意してくれるのか…
私の話も信じてくれるし…
ちょっとコワいけど悪い人じゃないのは確かだなぁ
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コノハナ(プロフ) - 佝僂さん、コメントありがとうございます！応援して頂いて嬉しいです！できるだけ頻繁に更新していくので待っていてください(笑) (2021年6月27日 12時) (
レス) id: df4109551a (このIDを非表示/違反報告)
佝僂(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品に一目惚れしました(照)とても面白いので、いつまでも更新まってます！！無理しない程度にこれからも頑張ってください！ (2021年6月27日 8時) (レス) id: 1c770a8388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2021年5月12日 13時
