第10話 如月 ページ12
私の形代は目の前で形を変えて、美しい女に姿を変えた。
女はゆっくりと目をあけ、私を見下ろした。
？「
『あ…はい、そう、です…が…』
目の前にいる女性は二重できりっとした目を持ち、１７０センチはあるであろう身長ですらりとしている。白い肌に、薄い桃色の唇。とても凛とした女性だ。
かなりの呪力を入れたはずだから、擬人式神でも上位式神になったはず
私の呪力は晴明様にはまだまだ及ばないけど、それでも晴明様に次ぐ力だと晴明様本人から言われたお墨付きだ
だから、この式神は意志を持つ…はず
それで、私の命に従ってくれるかどうか…
？「我が主、私はあなた様の命に従いましょう」
晴「…成功したか」
『へ？…成功、ですか？』
晴「見ればわかるだろ。この女はお前に服従を誓った。意志を持つ、お前の式神だ」
『わたしの、しきがみ…』
目の前の女性は私に
晴「ほれ、名をつけてやらんか」
『名前…』
私は少し考えてから、女性に名前を与えた
『あなたの名前は……きさらぎ。今が2月で、あなたは花のようで綺麗な人だから、如月』
如「如月。…私の名前」
現在、如月の月である。「如月」は陰暦における二月の異称であり、また梅の花が咲く「初花月」、人に感銘を与えるほど美しい「麗月」とも呼ばれることから、この名前にしたのだ。
如「如月。…とても素晴らしい名前でございます。」
『よかった。気に入ってくれたんだ』
如「はい。これからよろしくお願いいたします、我が主」
如月はほんの少し微笑んだ
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コノハナ(プロフ) - 佝僂さん、コメントありがとうございます！応援して頂いて嬉しいです！できるだけ頻繁に更新していくので待っていてください(笑) (2021年6月27日 12時) (
レス) id: df4109551a (このIDを非表示/違反報告)
佝僂(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品に一目惚れしました(照)とても面白いので、いつまでも更新まってます！！無理しない程度にこれからも頑張ってください！ (2021年6月27日 8時) (レス) id: 1c770a8388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2021年5月12日 13時
