第9話 式神 ページ11
〜半年後〜
晴「だいぶ様になってきたな」
『…どーも。おかげでずいぶんできるようになったし、ずいぶん忍耐力もつきましたよ…』
昼餉を食べながら晴明様と話す。
座禅を組んで、慣れてきたら今度は呪符の書き方、水を張った桶に映る自分とにらめっこ、この時代の礼儀作法。
一日にいろいろぶっこみすぎて、この半年死にそうでした。
まあ、そのおかげで、この半年でずいぶん集中してできるようになったし、なんかわかんないけど人間じゃない
まだ正確には感じられないけど。
この屋敷にも何かいる。
まだはっきりとはわからないけど、晴明様曰く「式神」らしい。
式神とは鬼人を紙や草木の人形に霊力を込めたもの、また陰陽師の思念から創造されたもの。
前者の式神は人の目に見える
よく漫画やアニメで見るのは、人の形をした式神だから、前者のほうだな。
ほかにも
これはまだ早いと言われた。
晴「…そろそろ次の修行を始めるとしようか」
『え！？ほんとですか！？』
残りのご飯を飲み込んだ。
晴「式神の話はこの前説明したな」
『はい』
晴「悪業罰示式神はお前にはまだ早い。ので、擬人式神と思業式神を教える」
『はい！よろしくお願いします！』
――――――――――――――
晴「手順は理解できたな？」
『はい』
晴「擬人式神でも意思を持たせた式神は式神の中でも上位の式神だ。思業式神は、まだやるにはお前の呪力が足りん。あと、そうだな、数年たてばできるだろうな。」
『そうですか？』
晴「そうだ。初めに会ったときに言ったろう。陰陽師の資質があると」
『そういえばそんなこと言ってましたね』
晴「わかったらやれ」
『あんたほんっと鬼ですね！！』
晴「さっさとやれ」
『わかってますよ！！』
ったくこの人はぁ〜！！
晴明様に言われた通り呪力を注いでいく。
『…うぅ……くっ…』
これは、かなりキツイ…
でもっ…
『…っ急急如律令！』
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コノハナ(プロフ) - 佝僂さん、コメントありがとうございます！応援して頂いて嬉しいです！できるだけ頻繁に更新していくので待っていてください(笑) (2021年6月27日 12時) (
レス) id: df4109551a (このIDを非表示/違反報告)
佝僂(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品に一目惚れしました(照)とても面白いので、いつまでも更新まってます！！無理しない程度にこれからも頑張ってください！ (2021年6月27日 8時) (レス) id: 1c770a8388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2021年5月12日 13時
