やる気＿4 ページ5
「あ、先ほどの黒猫は、何処でしょうか」
少し、辺りを見回しました。
視力には少々自信があります。
おかげで、寝ている黒猫を見つけることが出来ました。
ちょうど、少年に拾われているところでしたが。
「…やはり、怠惰なのでしょうか。」
Aの中で黒猫といったら、怠惰しか思い浮かびません。
まぁ、世界は広く狭いので、そうとは言い切れませんがね。
「怠惰、貴方は知っていますか。」
連れて行かれる怠惰(仮)を見ながら考えました。
貴方は、先生をどう思っていますか。
Aは、先生をとても尊敬しています。
そしてAにとって先生は、嫌悪の対象です。
サーヴァンプたちにとって、先生はどういった存在ですか。
「だから、教えて下さいよ。『僕』に『俺に』Aに教えて下さいよ。」
Aは、貴方達を嫌っているわけではありません。
ですが、好いているわけでもありません。
「先生、Aは孤独ですか。」
先生、今何処にいらっしゃいますか。
どうして、何も答えてくれないんですか。
どうして、姿を見せてはくれないのですか。
先生、孤独とは何ですか。
わかりません。わかりません。
Aは、何でも知っていますが、何も知りません。
・
・
"孤独"と呼ばれた少年は、何も残さずに消えていく。
世の中を引っ掻き回すわけではない。
むしろ、何も残さない。
それが、孤独、です。
「先生、Aは孤独ではありません。」
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美里レイ(プロフ) - レンさん» ありがとうございます…！そこまで言っていただけて嬉しいです！ (2015年8月2日 14時) (
レス) id: 4a807b5aa7 (このIDを非表示/違反報告)
レン - 頑張ってください！とっっっっても面白いです、応援してます！ (2015年8月2日 8時) (レス) id: 1569d709b5 (このIDを非表示/違反報告)
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