やる気＿12 ページ13
「一体何をしでかしたんだい？Aちゃん」
どこからか、声がしました。
狼谷吊戯の声です。
ビルの上にいました。
「見に覚えなどないのですが。」
狼谷吊戯らには、この間会ったばかりです。
また、会わなければいけないことなどありません。
「うん、俺もわかんない。」
そう言うと、ビルから降りてきました。
狼谷吊戯は、Aの前に立ちます。
「とりあえず、Aちゃん、ね？」
＿＿＿お兄さん達に捕まってはくれないかな？
「ガッ!!!」と、衝撃音があったかと思うと、あのよく意味の分からない狼谷吊戯の能力で
Aを攻撃してきました。
「ッ!!」
攻撃にあたらないよう、急いでビルの上に上がります。
そのAを見て、狼谷吊戯は「想定通り」と言うような顔をしました。
「背後がら空きだぜ、"孤独"。」
パァン!!
乾いた音が、あたりに響く。
鮮やかな深紅の血が、飛び散る。
「…ッ…」
ドサッと崩れ落ちるよう、地面に座るしかありませんでした。
撃たれた箇所が、じわじわと痛んできます。
Aが撃たれたのを見てから、狼谷吊戯もビルの上へと上がってきました。
「……狼谷吊戯、貴方1人では無かったということですか。…想定しておくべきでした」
「はっは！そういうことだね、Aちゃん」
話している間にも、血は止まりません。
むしろ、ひどくなっているような気も。
少し、クラクラしてきました。
でも、この程度ならAは耐えられます。
「このくらいで、Aが死なないこと。貴方方なら知っているはずですが」
「だーかーら、弱らせて連れて行くんだろーが。」
「今のAちゃんじゃあ……反撃できない」
心外です。
弱らせて連れて行く？
随分と、Aの回復力をナメられましたね。
「反撃できないのは置いといて。残念ですが、弱らせるのは不可能です」
大分、血が止まってきました。
傷も治ってきています。
「さぁ、どうしますか？」
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美里レイ(プロフ) - レンさん» ありがとうございます…！そこまで言っていただけて嬉しいです！ (2015年8月2日 14時) (
レス) id: 4a807b5aa7 (このIDを非表示/違反報告)
レン - 頑張ってください！とっっっっても面白いです、応援してます！ (2015年8月2日 8時) (レス) id: 1569d709b5 (このIDを非表示/違反報告)
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