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岸side
ある日の夜。
双子が早く寝、スマホをいじってると、結花が俺の方に近づいてきた。
結花「パパ、これ」
そう言って渡されたのは、紙。
岸「ん？スイーツパラダイスの割引券？」
紙にはそう書いてあった。
結花「うん。友達からもらったんだけど、パパと夢花で行ってきたら？」
岸「え、夢花と？」
結花「夢花、スイーツ好きじゃん？だからこういうのも好きそうじゃない？」
岸「あぁ、そうだな」
結花「今度の日曜日、行ったら？」
岸「じゃあ行ってくる。ありがとな」
結花「うん。夢花との時間、大切にしてあげて」
そう言い、結花は俺に背を向けて階段を上がっていった。
最後の言葉、何だったんだろ？
何に向けて言ったことだったんだろ？
そういえば最近、夢花とどっか行ってねぇよな。
最近の夢花は何だか元気ないし。
何かあったのかな？
だけど、あまりしつこく言うのもあれだしな。
でも、このスイーツパラダイスのおかげで夢花との時間とれる。
いい日になるといいな。
.
.
そして訪れた日曜日。
夢花と2人でスイーツパラダイスのお店に向かった。
休日だからか、お店はすごい混んでる。
やっぱり女性層が多くて、若い子たちばっかり。
岸「夢花、たくさん食べていいからな」
テーブル席、目の前に座る夢花にそう言う。
夢花「うん」
バイキング形式になっていて、2人でお皿に盛り付てテーブルに戻って食べる。
岸「ん〜、うめぇな〜！夢花、どう？」
夢花「うん、おいしい」
夢花は微笑みながらそう言った。
最近は見れなかった夢花の笑顔が今日は見れて、俺は嬉しかった。
2時間コースのスイーツパラダイス。
あっという間に時間は過ぎた。
.
.
スイーツパラダイスからの帰り道。
途中で公園を見つけ、天気もいいしちょっと日向ぼっこしようと、駐車場に車を停めて2人で降りた。
岸「暖かいな〜」
夢花「うん」
草っ原の上に2人で並んで座り、日差しを浴びる。
岸「夢花、どうだった？スイーツ美味しかった？」
夢花「うん。美味しかった」
岸「そっか。よかった。こうやって夢花とのんびりするのも久々だよな」
遠くで3歳くらいの男の子が親と遊んでるのを眺めながら言った。
その時、草っ原の上に置いた俺の左手にそっと何かが重なった。
見ると、夢花の右手だった。
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このみ - りーさん» 読んでくれてありがとうございます！とても大きかったと思います！紫耀くん、優しいですよね！ゆうちゃんも紫耀くんに愛されてます！廉パパも常に娘のことを考えてて、優しいですよね！ (2021年4月23日 8時) (
レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 読みました!永瀬親子にとって紫耀くんの存在はとても大きかったですよね!ゆうちゃんの目が覚めた時も紫耀くんはずっとそばに居てくれて本当優しいなって思いました♪寂しがらないように、ぬいぐるみをそばに置かせて貰うことをお願いした廉パパも優しさ溢れてましたね♪ (2021年4月22日 23時) (レス) id: bc42591a34 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - はーちゃんさん» 読んでくれてありがとうございます！ゆうちゃんが手術頑張れたのは、パパと紫耀くんのおかげですね！絶対安心したと思います！ (2021年4月20日 22時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - はるかさん» 読んでくれてありがとうございます！偉いですよね！ゆうちゃんにとって2人の存在はとても大きかったと思います！ (2021年4月20日 22時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん(プロフ) - 小説読みました！手術前のゆうちゃんを優しく宥める、廉くんと紫耀君の優しさがとってもよかったです！2人の応援があったからこそ、ゆうちゃんも手術を乗り越えられたと思いました♪目を覚めた時に頭を撫でてもらえた時はきっと安心しましたよね♪ (2021年4月20日 19時) (レス) id: 7a8efa7b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2021年3月29日 21時
