【SAO】白雪の姫 part3

激辛への好奇心を ページ33

*エイダside*

寝室でユイちゃんとひとしきり遊んだ後、キリト君の空腹コールで朝食を取ろうとリビングへと移動した。

あ｢はい。ユイちゃんはこっちだよ。｣

キリト君にはキリト君の好きなチリソースのサンドウィッチを、ユイちゃんには甘いものがいいだろうと思い、アップルパイを作った…のだけど…

ユ｢パパと同じのがいい。｣

あ｢ユイちゃん、それはすっごく辛いんだよ？｣

ユ｢同じの食べる！｣

キ｢そうか、そこまでの覚悟なら俺は止めん！何事も経験だ！｣

なんてことを言ってチリサンドを手渡し、ユイちゃんはそれに大きくかぶりついた。

あれ相当辛いんだけど…大丈夫かな…

私とキリトくんは心配そうにユイちゃんを見つめる。

最初は嬉しそうに口にしたユイちゃんだけど、だんだん眉間にシワがよってきて、辛さと格闘している様子が手に取るようにわかる…

ユ｢…おいしい。｣

キ｢なかなか根性のあるやつだ！夕飯は激辛フルコースに挑戦しような！｣

大きな一口を食べきったユイちゃんにキリト君はそんな無茶振りを言う。

あ｢調子に乗らないの！そんなもの作れません！！｣

なんて顔を逸らしてみると、

キ｢だってさ。｣

ユ｢だってさ？｣

楽しそうに笑う二人をみて、思わず頬が緩む。

すると、インターホンがなった。

ユ｢？｣

不思議そうに首を傾げるユイちゃんがかわいい…

あ｢兄さん達が来たのかな。行ってくるね。｣

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