軍の徴税 ページ38
*キリトside*
サ「そこを…そこをどきなさい。さもないと…」
声を辿ってゆくと、腰に携えた剣に手をかける保母さんらしき女の人と軍の奴らと思われる複数の男。その背後には3人の子供が追い詰められている。
女性のすぐ隣から軍を丸ごと飛び越える跳躍。
子供たちと、彼らに声をかけに行ったエイダとアスナを庇うようにして軍の奴らに立ち向かった。
アス「もう大丈夫よ。装備を戻して。」
ギ「う、うん。」
俺たちの突然の登場に驚いたのだろう。全員がポカーンとした顔でこちらをみていた。
「おい?おいおいおい。なんなんだお前らは!?」
「我々軍の任務を妨害するのか!!?」
さっき保母さんを侮辱してた奴らか…
すると、その二人をわって隊長と思しき男が前に出て来る。
「ま、待て。あんたら見ない顔だけど、解放軍に楯突く意味が、分かってんだろうなぁ!!」
「「「ひぃ!!」」」
そう言って剣を抜き、それに怯えた子供たちが、悲鳴をあげた。
あ「アスナ、この子達を。キリト君はユイちゃんをお願い。」
キ「ああ。」
エイダは凛とした声でそう告げるとあらかじめ準備していた刀を鞘から引き抜き、剣を抜いて御満悦な男に立ちはだかった。
「あ?」
キュイイイイイン
と、エイダの握る刀に鮮やかな赤色のエフェクトがかかる。そしてそのまま男に向かって振り上げた。
「ぐわぁ!!」
何とも間抜けな声を出しながら転がった男に間髪入れずに2発目をヒット。
あれは相当怒ってるな…
大きく転がった男に静かに歩み寄り
あ「安心して。圏内ならどんな攻撃を受けてもHPは減らない。そう、軽いノックバックが発生するくらい。その代わり、圏内戦闘は恐怖を刻み込む。」
エイダがその端正な顔で男にこれでもかと蔑んだ眼差しを向けてそう告げ、刀を握り直すとそれにおののいた男はエイダに背を向け逃げようとする。
が、エイダがそれを許すはずもなく、辺りに赤いポリゴンを撒き散らす。
「やめ、て…お、お前ら!見てないでなんとかしろ!!」
その言葉に男の部下達は各々の剣に手をかける。
エイダがそいつらに向かって構え直して一言。
あ「やんの?」
軍の奴らは一斉に逃げていった。
…こわ
エイダは怒らせないようにしようと誓った瞬間だった。
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こんぺー(プロフ) - 暗殺教室Loveさん» 夢絵ですか!私の拙い絵でどこまでかけるか分かりませんが挑戦してみます!!!最新の方に載せるつもりです!リクエストありがとうございます! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
暗殺教室Love(プロフ) - いつも作品見ています!できたらいいので、夢主とキリトの絵を描いて欲しいです! (2019年3月30日 13時) (レス) id: e478a42c59 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺー(プロフ) - ユーリのお部屋さん» 仲間ですね!!!ありがとうございます!! (2018年12月8日 20時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
ユーリのお部屋(プロフ) - 今日見始めたんですが作者さんってnanaやってるんですね!僕もやってるんで聞かせてもらいます! (2018年12月8日 19時) (レス) id: eddf9d402e (このIDを非表示/違反報告)
サユ - 勉強も更新もがんばってください!!応援してます♪ (2018年5月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 809aa7d039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺー | 作成日時:2017年8月22日 3時