暖かさと涙 ページ20
*リズside*
突然エイダが泣き出してしまった。
キ「わ、エイダ。どうかしたのか？もしかして、俺達がいなかった間に何かされたとか…」
あ「ちが…そうじゃ…なくて…ひっく…ごめ…」
エイダはよっぽど涙を止めたいのだろうか。
目を擦ってばっかりいて、それでも涙は止まることを知らないかのように溢れ続ける。
あ「は…うぅ…よか…よかったよぉ…ひっ…う」
アス「エイダ…よっぽど2人の事、心配してたのね。」
リズ「あ…ごめん…」
キ「…そうだよな…心配しない訳ないよな。それなのに…ごめんな。エイダ。」
ふるふると首をふるエイダの頭に手を置いて優しく微笑みながら撫でるキリトを見て、気づいた。
…そっか…そういうことね…
撫でられるエイダの、手の隙間からほんの少しだけ見える顔は赤みを増していて。
こんなの…
あ「はぁ…んっく…ごめ…ね…ひっく…泣いたりして…」
エイダがこちらを振り返って言った。
リズ「いいわよ別に。それに、元の原因は私達なんだし。それと、変だけど、悪い人では無いわね。応援するからさ。がんばりなよ！エイダ。｣
あ「うぇ！？なんっ…」
リズ「ごめん！仕入れの約束があったから、出てくるね！店番よろしく！」
そう言って、咄嗟に店から出た。
エイダに、気づかれてたな…
私は橋の影で、膝を抱えていた。
キ「リズベット。」
…どうして？
リズ「だめだよ…今来ちゃ…もうちょっとで、いつもの元気なリズベットに戻れたのに…」
涙が、溢れた…
リズ「どうしてここが、分かったの？」
キ「エイダが、ここじゃないかって。俺が、行けって。」
…エイダ…
リズ「 エイダったら…昔からそうなんだから。」
そうやって、昔から…優しすぎる…
リズ「ねぇ。わたしが言ったこと、全部忘れて。」
キ「俺、リズにお礼が言いたいんだ。穴に落ちた時、一緒に生きてて嬉しかった。俺も、他の誰かも、生きるために生きてるんだって思えた。」
リズ「私もね！ずっと探してたんだ…この世界の本当の何かを…キリトの手の暖かさが、エイダの涙が、それだった。さっきの言葉、エイダにも聞かせてあげて。それと、お願い。キリトがこの世界を終わらせて。それまでは私、頑張れるから。」
キ「ああ。約束するよ。」
ああ、やっと。
リズ「これからも、リズベット武具店をよろしく！」
笑顔で終われる。
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はる坊(プロフ) - 725さん» ありがとうございますうう！ほんとにうれすぃ…頑張ります！！(゜∀。) (2017年6月21日 0時) (
レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
725 - 小説読ませていただきました！面白いです！夢主ちゃんが、可愛すぎて眩しい。。。！！ww 更新頑張ってください！応援してます！ファイトです)^o^( (2017年6月21日 0時) (レス) id: 270c3e1e64 (このIDを非表示/違反報告)
はる坊(プロフ) - ゆゆさん» そんなことを言っていただけてもうありがたき幸せ。嬉しすぎて目から塩化ナトリウム水溶液が出ます←ありがとうございます！ (2017年6月4日 3時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - すごいです！！初めてとは思えません (2017年6月3日 12時) (レス) id: 3ee41a3527 (このIDを非表示/違反報告)
はる坊(プロフ) - 和音りぃあさん» ありがとうございます！嬉しいよぉ (2017年5月12日 22時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぺー | 作成日時：2017年4月10日 23時
