朝 ページ16
あ「…スゥ…スゥ…」
ふわふわぁ…
…ん？
あ「…んう。ふあぁ。朝だぁ…」
目を覚ますと、私はやはり洞窟の中にいて、変わっていることといえば空が明るくなりだしていること。
…だけじゃなかった。
ウォ「キュウ？」
あ「ウォルク…なんでそんなおっきく…」
私の腕の中にすっぽりと収まる位には小さかったウォルクが大きくなっていたのだ。
さっきのふわふわはウォルクだったのね。
…とにかく、この洞窟から出てあの穴のところに行かなければ。キリト君達が出てきているかもしれない。
あ「ウォルク。いこ。」
ウォ「キュ」
洞窟の外へ足を踏み出したはいいが、昨日は朦朧としていたせいであの穴がどこにあったものなのか分からない。
…どうしよう。
ウォ「キュウ」
その時、ウォルクが私の前に翼広げて飛び出てきたのだ。
まるで、「乗ってください。」とでも言うかのように。
あ「…乗ってもいいの？」
ウォ「キュー！」
そっとウォルクの背中に膝をつくと、少しの助走をつけて、ウォルクの足が地面と離れていく。
あ「うわ。すごい…！」
ウォ「キュ！キュー！！」
ウォルクは風をきってどんどん進んでいく。
もう既に穴の近くにまで来ていて、ふわりと地面に降ろされた。
あ「…大丈夫。」
だめだだめだ！！2人のこと、信じるって決めたでしょ！！
その時
オオォオォオオ！！
あのドラゴンがこの穴の中から飛び出してきたのだ。
ドラゴンが止まるのと同時に、2つの影が放り出される。
キリト君とリズだ！！
あ「ウォルク！あそこまで飛んで！！」
ウォ「キュー！！」
2人が手を繋いだり抱き合ったりして何かを言っているが、風が邪魔をして聞き取れない。
あ「キリト君！リズ！」
キ･リズ「え！？エイダ！？」
あ「こっち！」
キリト君に手を伸ばす。
キリト君の手が私の手と触れた。
ぐいっとこちらに引き寄せてウォルクの上に乗せる。
あ「はぁ…無事でよかったよ。」
リズ「心配かけてごめん。」
キ「な、なぁ。再開に喜んでるとこ悪いんだが、こいつは…？」
あ「…昨夜テイミングしちゃった。」
キ「うわぁ…まじかよ…」
その後、ウォルクの許容人数が超えていたようで、飛行がふらふらしてきたので、歩いてリズの店へと帰った。
それでも、私の心には濃い霧がかかったようにモヤモヤしていて、スッキリすることができなかった。
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はる坊(プロフ) - 725さん» ありがとうございますうう！ほんとにうれすぃ…頑張ります！！(゜∀。) (2017年6月21日 0時) (
レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
725 - 小説読ませていただきました！面白いです！夢主ちゃんが、可愛すぎて眩しい。。。！！ww 更新頑張ってください！応援してます！ファイトです)^o^( (2017年6月21日 0時) (レス) id: 270c3e1e64 (このIDを非表示/違反報告)
はる坊(プロフ) - ゆゆさん» そんなことを言っていただけてもうありがたき幸せ。嬉しすぎて目から塩化ナトリウム水溶液が出ます←ありがとうございます！ (2017年6月4日 3時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - すごいです！！初めてとは思えません (2017年6月3日 12時) (レス) id: 3ee41a3527 (このIDを非表示/違反報告)
はる坊(プロフ) - 和音りぃあさん» ありがとうございます！嬉しいよぉ (2017年5月12日 22時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぺー | 作成日時：2017年4月10日 23時
