戦う理由 ページ19
*エイダside*
あ「ところでさ、君は元βテスターなの?」
キ「…んぐっ。」
あ「大丈夫?」
私が話を切り出すと、彼はそれについて聞かれるとは思ってもいなかったのだろう。むせてしまっている。
あ「…別に言いたくなければいいよ。ただ今日βテスターの話の時に辛そうな顔してたから、もしかしてって思っただけ。」
あ「兄さんも元βテスターなの。」
キ「!そうだったのか!?」
あ「うん。もし、今日キバオウさんが言ってた様な感じで兄さんに何かあったら、なんて思ってたんだけどね。なんとか穏やかに終わってくれてよかったなぁ。」
キ「…俺は君の言った通り元βテスターだ。正直に言うと、やっぱり元テスターじゃない奴らは少しだけ怖い。」
あ「そっか。」
キ「エイダ、君はどうしてボス戦に参加しようと、この世界で戦っていこうと思ったんだ?始まりの街で待っていると言う選択肢もあったはずだ。」
この世界で戦っていこうと思った理由…
あ「それは…兄さんと約束したから。」
キ「約束?」
あ「絶対に現実の世界へ帰るって約束。帰るためにはこのゲームをクリアしなくちゃだしね。」
キ「そっか。」
少しの間しんとした空気が流れる。
その時、見覚えのあるシルエットが視界に映った。
あれは…
あ「兄さん?」
キ「え?」
私とキリト君がいるところの大きな通りに面したところにローブを深くかぶった人と兄さんがいて話をしている。
あ「何話してるんだろ。」
キ「…気になるのか?」
あ「むぅ。そりゃあ私の兄さんだし…」
あ「まあいっか!」
兄さんもあまり詮索されても嫌だろうし。
あ「じゃあ、そろそろ帰ろうかな。」
キ「…もう帰るのか?」
あ「え?」
キ「いや、ここで待ってればいいじゃないか?ソラのこと。」
あ「…いいの?」
思わずキリト君の顔をのぞきこむ。
キ「っ!ああ。」
あ「じゃあ、もうちょっとお話してよ!」
キ「フフッ」
あ「?」
キリト君がいきなり笑い出した。何かあったのだろうか。
キ「あ、いや、エイダってコロコロ表情が変わって面白いなって。くくっ」
あ「ああ!ひどーい!!」
それから私たちは兄さんがこちらに来るまでの間、いろんな話をしながら過ごした。
食べ物の話が多かったけど←
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なんか会話文ばっかだ。
ラッキーキャラ
キリト
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アイリ - こんぺーさん» ふふ、大丈夫ですよ! 考えが似ている人は居ますから!私、シェンディーとは知り合いなんですけど、占ツクやめちゃって だから少し似ているって思ったときほっこりしましたwwww 頑張って下さい! (2017年10月24日 23時) (レス) id: 5db07384eb (このIDを非表示/違反報告)
こんぺー(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます!!マジですか!?似せたということは全くもってありません(T▽T) (2017年10月22日 17時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 面白かったです!これからも頑張って下さい。あと、シェンディーさんの水色の剣士と少し出だしが似ていたのですが、、 (2017年10月22日 17時) (レス) id: 5db07384eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺー | 作成日時:2017年3月24日 2時