１０８話「占い」 ページ9
ジ「...ちょ、ちょっと待ってくれよサラ。
時間...少ないんだ！
オレ達で言い合ってる場合じゃないだろ？」
サラは...悩んでる。
気付いてしまった事実を...自らの口で語ってしまってもいいのか......と。
サラは鍵番
ジョーが鍵番を知る賢者だとしたら...
サラがそれを言う事は...ジョーを見捨てる言葉に違い無い。
『.........サラ。
これ以上、お前は何も言うな。』
サ「た、タイガさん...！！」
ケ「そうだね。
...言いたいことは...わかったよ。」
サ「ケイジさんまで...！！
ま、待ってください！！違うんです！！
今のは私の勘違いで...。」
ケ「ジョーくんは賢者だったんだよ、みんな。
ジョーくんはサラちゃんの鍵番が見えた。
だから全滅を確信してたんだ。」
ケイジが賢者の正体がジョーである事を告げた事で、サラは再び...悔しそうに顔を歪めた。
このまま進めば...ジョーが犠牲になる可能性が限りなく、高い。
だけど...嫌な予感は次々と湧いてくる。
「ジョー君。
勿論、現段階で可能性が高いってだけだよ...。
どうだろう......反論する事はある？」
ジ「.........。
...オレ...
やっぱ、隠し通すの無理みたいだ。」
ジョーは冷や汗を浮かべながら...
あの、ニカッ...とした笑顔を見せた。
サ「ジョー！！待って...！！」
ケ「まだ、諦めるワケじゃないだろ？」
ジ「当たり前ッスよ！！
みんな！！オレと約束してくれねーか！！」
ナ「どういうことですか？」
ジ「オレは賢者だ！占いもやった！
でもまだはっきりと占い結果を言ったわけじゃねえ！
“賢者は占いの結果を偽れない”...。
だから、オレは...鍵番が誰なのかを言う！
その代わり、オレに投票しないで欲しいんだ！！」
当然の言葉だ。
こんな形で賢者だと見破られ、死ぬ運命しか無かったら...少しでも命乞いをするだろう。
Ｑ「オレは乗るぜ！！
言ってみろ、そいつの名前を！」
ジ「そいつの...名前は...！」
誰が賢者なのかと言う、大事な言葉を...聞き逃さない様にオレ達は黙って聞き入る。
.
.
しばらくの沈黙の後...
ジョーはゆっくりと口を動かした。
ジ「もちろん、サラだ！！」
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
