１０６話「名乗り出ず」 ページ7
ケ「いいかい、みんな。
ここからはたった１人に絞らなきゃいけない。
情けや恨みも忘れるんだ。
“役職”を思い出して欲しい。
鍵番か身代を選べば全員の死...。」
ア「そ、そうよ！！
よく考えたら、全然セーフティじゃないじゃない！！」
レ「あ！私達の中で賢者はいねーのか！？」
ナ「こっち側に賢者さんが居れば...
鍵番さんもわかりますぅ...！」
しかし、選ばれ無かったヤツらの中に...
賢者を名乗る者は...いなかった。
つまり、こっち側に...確実に賢者がいると言う事だ。
ギ「まさか...居ないニャン...！？」
Ｑ「最悪じゃ...！！
６人の中...ってことぜよ...！！」
ケ「仕方ないさ...手段はひとつ。
６人に言葉で証明してもらうんだ。
そうだろう...カナエちゃん、サラちゃん。」
サ「はい、その通りです。
私が証明してみせます！本当の鍵番が誰なのか！」
「その通り...です。
鍵番も賢者もこっちにいないなら......
私に進行を任せて下さい。
誰を犠牲にするかハッキリさせましょう...。」
『オレは...反対しない。
任せたぞ、カナエ？』
カナエの言葉を拒否するヤツはいなかった。
カナエにならば...任せられる。
───他のヤツらも同じ気持ちだろう。
ホ「ふふふ...最後の２０分間...。
限りなく少ない時間を有効にお使いください。
全滅しないことを...願ってますよ...あふふ。」
ホエミーは楽しそうにオレ達へ告げた後、再びイスへと静かに腰掛ける。
そして...いつの間にか下へ落ち切っていた赤い砂が動き始める。
ケ「...よーし、慌てずに行こう。
カードに書かれた役職を告白したい人は順番に言ってみよー。」
カンナとカイは...役職を語らず、口を噤んだ。
サラとソウは...どちらも主張を変える事無く、鍵番であると発言すると...お互いに睨み合っていた。
ジョーは...“知らない”を突き通した。
「......それでタイガの役職は？」
『おいおい、カナエ...。
別にオレは...死にたい訳じゃ無いんだぞ？
他のヤツらが役職を語らないのにオレが...
“賢者”だとか...
“平民”だとか...言っちまったら、話し合いも無しに殺されちまうだろ？』
「うん、分かってる。
私だって...みすみす弟を死なせたくないよ。
......信じてる。」
カナエにそう言われちまったら...
死ぬ訳にはいかねーな。
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
