１０５話「予選投票」 ページ6
ピンクの部屋で手渡されたタブレットを再び手にし、画面を見ていれば...オレ達１３人分の写真が並ぶ。
その中の１つ...
──────オレの顔写真に触れた。
［タイガに投票しますか？］
恐らく...どっちが鍵番であるかがハッキリと分からない以上、サラとソウは選ばれる可能性が高い。
サラの“お友達”と言う疑問が完全に晴れてない以上、ジョーも有り得る。
あとは...カイか？
なら...当初の予定通りの計画でいいだろう。
最後に画面の“はい”に触れ、オレの１票を送った。
［...投票の受付を完了しました...。］
タブレットから顔を上げれば...
既に覚悟を決めたヤツらは早々に投票を済ませたのか、真っ直ぐ前を向いていた。
しかし、時間ギリギリまで悩んでるヤツが...殆どであった。
.
.
.
そして、時間は来た...。
［...集計結果を発表します...。］
サラ...２票
ジョー...２票
ケイジ...０票
カナエ...０票
カンナ...２票
Ｑタロウ...０票
ソウ...３票
レコ...０票
ナオ...０票
タイガ...２票
カイ...３票
ギン...０票
アリス...０票
ある程度は...予想通りの結果だ。
上手い事、票が分散されたおかげで...MAX６人が決選投票に進んだ。
これで...鍵番か身代を最後に選ぶ事にならなければ、カナエ達の無事は確保出来る。
サ「.........。」
サラは...余っ程ショックだったのだろう。
カタカタと身体を震わせながら、机へと頭を落としている。
ホ「ふふ...投票結果はいかがでしたか？
決選投票に進む者は...６名。
木津池 神奈
佐藤 戒
田綱 丈
日和 颯
星宮 大河
千堂院 沙良」
Q「お、オレは...助かったのか...。」
ア「う、ウソでしょ！？アタシも！？やったわ！！」
レ「バカヤロー！！
本当にやばいのは、ここからじゃねえか！！」
思わず、喜びで声を上げるヤツもいたが...
ここで気を抜く訳にはいかない。
ケ「オレ達の投票が...運命を決める。」
ナ「え、選ぶしか...無いんですか...。」
ギ「サラ姉ちゃん...タイガ兄ちゃん...。」
「私達で選ぶしか...無いですね...。」
隣で気を落として行くサラを見てると...本当に気の毒に思う。
サラの頑張りは...誰もが知ってる。
しかし、その頑張りを目の敵にしてるヤツらがいたと言う事だ。
すっかり床に崩れ落ち、立ち直る事は出来ないんじゃないか...
そう思い始めた時──────
ケ「しっかりしろ、サラ！！
......ちゃん。
おまわりさん達が付いてるよ。」
ケイジが...サラの背中を押した。
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
