１４７話「任せる」 ページ48
あのままソウを放置する訳にもいかねえし...。
だからと言って、カナエだけがソウの側にいると言う事は...認められない。
じゃあ...
カ「あの...カンナに任せてもらえませんか？」
サ「...カンナ...！」
オレが見張っておけばいいのか？
───何て考えは...カンナの主張で出かけていた言葉をグッと押さえる。
カ「ソウさんが何を考えているのか...
カンナが真意を探ります...！
きっと...皆さんよりは警戒されないと思うんです...！」
ケ「...いいね。」
「待って下さい！！」
ケイジが満足そうな表情で肯定の意見を発した時、カナエが飛び込む様にして...ロビーに入って来た。
レ「おっ...カナエじゃねえか！
大丈夫か...？
随分と顔色が悪いみたいだが...。」
「大丈夫ですよ、レコさん。
それでなんですけど...
私もカンナと一緒にソウさんの様子を見ます！
このまま...利用されたままじゃ嫌なので！」
カナエとカンナ。
２人で一緒にソウを見張るなら...いいアイデアかもしれない。
ケ「カンナちゃんは強い子だ...。
それにカナエちゃんが付いていたら、それ以上に心強いね。」
カ「おまわりさん...！」
ケ「...けど
利用されないでね、カンナちゃん。
カナエちゃんもいるし、きっと大丈夫だと思うけど...
悪意を持った大人は...想像以上に怖いから。」
危機感の無い２人には...いい忠告だ。
利用されて、使い捨て...
それでカナエを失う......それだけは勘弁だ。
カ「...はい！
カナエさん！
信頼売買ゲームの説明についてはカンナに任せてくれませんか？」
「じゃあ、お願いしてもいいかな？
私も...後で合流するね。」
カ「分かりました！
行ってきます！」
そう言って...カンナはニコニコと満足そうな笑顔をカナエへ向けた後、軽やかな足取りでソウの寝室の方へと向かった。
レ「はぁ...
納得いかねーよ...私は...。」
『カナエも付いてる。
オレ達は...ソウの残された良心を信じようぜ。』
レコは...変わらずに苦々しい表情をしているが、自分を納得させる様にギュッと握った拳を見つめていた。
ギ「...これからどうするニャン？」
Ｑ「３日もあるんだ...。
アトラクションを急いでケガしても無意味ぜよ。」
難易度の１番高いアトラクションでケガなくクリア出来たのは...幸運だったのかもな。
ケ「...このメダル...
どう扱うか話し合うのもいいかもしれないね。」
ギ「...メダル...ニャン...。」
ギンは納得いかない様子。
まあ...どうであれ、交渉タイムだ。
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
