１４５話「最低な言葉」 ページ46
ソ「ど...どういうことですか...ケイジさん！？
終わった...？
全て...！？
だ...
誰か...死んだの...？」
こいつ...何考えてやがる？
まさか、分かってて...
この先の言葉を言おうとしてるのか？
ソ「誰が...！？
ここに居ない...ナオさん...！？」
こんな状況じゃなければ...
こんな事を口走ったソウの口を無理矢理にでも塞いでいただろう。
Ｑ「な、なぁ...
まさかお前さん...記憶が...。」
ソ「それとも...カイさんが...？」
この場にいない...
ソウが今挙げた、２人以外の名前...。
それは...あと１つ。
サラの心が心配になって...
隣に立つサラの様子を確かめれば──────
鋭く睨み付ける様なサラの目が...ソウに釘付けになっていた。
そして──────
ソ「まさか...ジョーくんが...！？」
こいつは...サラの前でジョーの名前を口にしやがった。
このクソ野郎...っ...！
お前が...
.....ジョーを死へと追いやったにも、関わらず。
ソ「サラさん、ウソだよね！？
ジョーくんが...死んだの！？
なんで！？」
サ「............どの口が...。」
ソ「え...？」
サ「どの口が...ジョーの死を語ってるんですか！！！
貴方は...
貴方は、本当に......最低な人、ですね...。」
吐き出す様に...言葉を投げ付けたサラ。
先程まで、精一杯ソウを睨み付けていた瞳からは...ポロポロと涙が溢れ出していた。
その雫が数滴...床のカーペットに染み込んで行った後、サラは両手で顔を覆うとソウに背を向けて、部屋を出て行ってしまった。
『サラ...！』
こんな事で...サラの心が蝕まれるのだけは、勘弁だ。
だからと言って、ソウに何も言わずに部屋を去るのは...オレのポリシーに反する。
レ「タイガ、サラん所に行ってやれ...！
今のサラには...お前が隣に居てやるのが１番だ。」
ケ「この場は...オレに任せといてよ。
おまわりさんも、一言...言ってやりたいしねー。」
レコとケイジに背を押されて、オレは部屋の外へと押し出された。
『ちょっ...お前ら！
......クソっ...分かったよ。
行ってくる。』
廊下に出た後、扉を閉め...サラを捜しに向かった。
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
