１０４話「出来る事」 ページ5
ジ「み、みんな...しっかりしてくれよ！
サラを疑うのはおかしいって！！
皆殺しになってもいいのかよ！！」
皆殺し...だと？
何故、ジョーはそう言い切れる？
賢者は...ジョーなのか？
いや、今考えるのは...辞めよう。
「ジョー君...
友達であるサラちゃんを疑いたくないのは分かる。
けど、それはソウさんにも言える事だよ。」
ソ「...ねえ、みんなにとって最悪ってなんだと思う？
ボクみたいな信用のないやつが裏切り者...？
違うよね。
サラさんが敵だった時...でしょ？」
ケ「.........。」
サラを...信じたい。
多分、この気持ちは...
サラの持つ、強い訴求力の賜物だろう。
力に惑わされてるのは分かってる。
だけど...サラとソウなら、サラを信じたい......のか？
オレは...。
ジ「あのなぁ...。」
サラを守りたい気持ちを１番強く持っているであろうジョーは...サラを追い詰めようとするソウを強く睨み付けた。
何か...言ってやるつもりだったのだろう。
しかし、時間は決められてる。
高く響いたヒールの音と共に...残り時間を確かめれば、あと一息で前半戦が終わりそうな雰囲気だ。
ホ「はいはい、注目。
うふふ...盛り上がってる所、お邪魔しますね。
まもなく予選投票の時間です！」
サ「ま、待って！このタイミングで...！」
レ「どうするんだ！？
結論なんざ出してねーよ！！」
Ｑ「後悔しないように入れるっきゃ、ねえべや！！」
『大切なのは...自分の意思だ。
自分の選択を......疑うな。』
出来る事何て...限られてる。
投票の場面になれば、信じられるのは自分だけ。
サ「みなさん、私は鍵番です！
そこだけは忘れないでください...！！」
間違い無ければ...
サラが本物の鍵番。
でも、遅れて名乗り出てる以上...ソウよりも信用は出来ないかもしれない。
ソ「あはは、最後はそう来るんだね。
もちろん、僕が本物の鍵番さ。
キミは本当にずるいヤツさ。」
サ「いいえ、それはそっちです！
ソウ...アナタには負けない...！！」
ソ「やれやれ...もうさっさと投票に行こうよ。
そして...
キミが死ね...サラさん。」
.
.
.
余っ程、何かしら疑わしい要素が無ければ...カナエが選ばれる事は無いだろう。
だが...ナオは分からない。
決選投票に進む枠は６。
万が一を考えれば...票を分散させておく必要がある。
だからここ、あえて自分を選ぶ事も悪くない。
ああ...。
そうだな。
それで行こう。
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
