１３８話「生きる術」 ページ39
カ「カイさんは...
誘拐犯側と接触があると言っていました...。
でも...賢者のカードを引いて...犠牲に...。
きっと...メインゲームの内容までは...
知らなかったんです。」
カイが全てのルールを知っていたとするのならば、あえて賢者のカードを引くメリットは無いだろうしな。
「でも、ソウさんは...
メインゲームの内容を知っていました。」
『な...！』
ケ「なに...？」
カンナだけじゃ...無い？
カナエまでもが...ソウの味方として、動いてたのか？
いや、何となく...察してたじゃないか。
カナエの少しばかり不自然な行動に...違和感を覚えたじゃないか。
それを...“カナエが無事なら。”で見逃したのはオレだ。
カンナはこの間にも...酒場でソウと２人だった時の会話を説明していた。
カードに書かれたルールがダミールールであると言う説明。
交換された、カンナの身代カードとソウの平民カード。
カ「...教えてくれたんです。
これから行われる...メインゲームの事...。
そして...生き残るための...作戦を...！」
「今まで...黙っててごめんなさい。
カンナが言ってる事は全て事実です...。
生き残りたいから...私達はソウさんの作戦に乗りました。」
カ「だから...だからカンナは...
カイさんよりも...ソウさんを残すべき...だと考えました...！！」
カンナは利用されていた“だけ”では無かった。
本当に...オレは、意地悪を言い過ぎたな。
ケ「ダミールールか...
証明できないけどねー。」
サ「 ...いえ。
カイさんのパソコンが置いてあった
あの隠し部屋で...
ソウさんがナオさんに頭を殴られて気絶していた時...
机の下で、あのカードを見つけました。」
サラがあの時、机の下のカードを手にしていたのは覚えている。
あの後、オレも手を伸ばそうとして...ソウに釘を刺されたからな。
サ「そうだ...あれは身代のカードだった...！
もし、ソウさんのカードだとしたら
私に見られた以上、死んでいなきゃおかしいです...。」
でもって...あのカードは身代だったと来た。
いやぁ...笑えないね。
『オレも...ソウに平民カードを渡された。
現に、ソウは死んで無いし...ダミールールは本当みたいだな。』
ギ「あの陰キャが殴られたのは...
陰キャとそこのバケツ女とカナエ姉ちゃんが休憩する前だニャン。
順序がおかしくないかワン？」
あだ名のセンスも鋭い所を突くが...ギンはこういう点でも鋭いんだな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
